
インド洋にあるオーストラリア領のクリスマス島は、アカガニの大行進で有名な島である。およそ1億匹と言われるカニたちが、一斉に山から海へと、産卵のために移動するのだ。
毎度おなじみBBCのロボットカメラが、今回はこのアカガニの大群の中に潜入するよ。さっそく映像を見てみよう。
sponsored links
sponsored links
Robotic Spy Crab Plays Own Version Of Frogger On Christmas Island!
毎年11~12月の繁殖期になると、山の中にいたアカガニたちが一斉に海へと移動を開始する。穴の中から出て来るカニを激写するスパイカメラ(左)。メスのカニたちはお腹に卵を抱えているが、このスパイカメラはその雌の姿を模しているようだ。

長い旅路の中ではお腹も空く。ときには共食いをすることも。スパイカメラも狙われてしまった!が、美味しくなかったらしくて命拾い。

海までの道のりの途中には、ニンゲンが作ったフェンスなども出現する。隙間をくぐれない大きさのカニたちは、頑張ってフェンスをよじ登るのだ。

そして最大の難関は、そう、自動車の走る道路である。場所によってはこのシーズン、通行止めとなるけれども、それもすべての道路ではない。スパイカメラもヒヤヒヤだ。

ようやく海にたどり着くと、メスのカニたちは海中で産卵し、また2週間ほどかけて山に戻っていくのだそうだ。
どんだけたくさんのカニたちがいるんだってばよ!
上に出てくるのは成長したカニたちだけど、下の画像を右にワイプして見てほしい…。あ、クモが苦手なお友だちがいたら、若干閲覧注意で……!
そう、海中で孵化した子ガニたちは、何度か脱皮を繰り返した後、今度は親のたどった道を逆に進んで、山へと向かうのだ。
このクリスマス島のアカガニたちについてもっと知りたい!と思ったお友だちは、カラパイアで特集しているので、ぜひこちらの記事を読んでみてほしい。
written by ruichan
▼あわせて読みたい





コメント