アメリカの西海岸で、ストリートアニマルの保護活動をしている団体、Hope For Paws。今日も彼らは通報を受けて、動物たちを助けに向かう。今回彼らが受けたのは、「高速道路の近くに耳の聞こえない犬がいる」という通報だったよ。
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犬がお腹を空かせている朝を狙って駆けつけた、Hope For Pawsのエルダードさんとジョアンさん。警備員さんに教えてもらって、無事に件の犬を発見。
耳が聞こえないことと、高速道路の振動がエルダードさんたちの気配を消し、犬の保護を容易にしてくれた。
お腹を空かせているようだが、ジョアンさんはこの高齢の犬の口には歯があまり残っていないことに気がついた。7か月もの間、ここで独りぼっちで過ごしていた犬を思うと、心が痛む。
ケージに入れようとすると、警戒する犬。「これまでの7か月に比べたら、7分待つことくらい何でもないよ」と、まずは犬を安心させるエルダードさん。
通報してくれた警備員さんが「良かったな、寂しくなるよ!」と見送ってくれる。こういった善意の人たちの存在を、エルダードさんたちは何よりもうれしく思うんだ。
この犬には「ミスターロジャーズ」という名前が付けられたそうだよ。周囲の人たちがエサを与えていたからだろう、耳に感染症があった以外は健康だったそうで、治療の後、ミスターロジャーズは再び音を取り戻したんだって!
マイクロチップが埋め込まれていなかったため、どういう経緯で高速道路脇で暮らすことになったかは不明である。エルダードさんは、もしかしたら飼い主が亡くなったのでは?という可能性も考えているようだ。
動物を飼うということは、その命に対する責任を持つということでもある。だが飼い主である自分がいなくなったときは?「その万が一のとき」のことも考えるのも大切なんだと、エルダードさんは語っていたよ。
written by ruichan
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