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 種族の異なる生き物が自分の生活圏に近づいてきたら、警戒したり追い払おうとしたりするのが自然だろうが、中には仲良く遊びたいと思ってちょっかいを出すケースもあるのかな?

 今日はオーストラリアの動物園で撮影された、テナガザルと水鳥のバンとの触れ合いシーンをご紹介しよう。
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Gibbon Tries To SHOO Dusky Moorhen Away

 この動画はオーストラリアにあるアデレード動物園で撮影されたものだそうだ。水辺にいたテナガザルをビデオに撮っていたメリッサ・トンキンさんは、こちらへ近づいて来るネッタイバンに気がついた。

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 テナガザルはその長い手を伸ばして、何度もネッタイバンを追い払おうとするものの、鳥の方はまたすぐに泳ぎ寄ってくる。

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 テナガザルは何度かこの場を離れたそうなんだが、ネッタイバンが姿を見せるたびにまた水辺に戻って来ては、同じことを繰り返していたそうだ。

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 このテナガザルは「ホオジロテナガザル」という種類で、インドシナ半島の北部から中国の南部にかけて生息しているんだそう。その名の通り、ほっぺたの白い毛が特徴的だよね。

 ただし、子供とメスは顔と頭のてっぺん以外がクリーム色をしていて、まるで別の種類の生き物に見えるんだ。


 ネッタイバンの方はニューギニアからインドネシア、オーストラリアに分布するクイナの仲間で、黒い羽毛にクチバシと足の赤と黄色が目立つ、スタイリッシュな水鳥だ。


 今回の動画では、テナガザルは単純にネッタイバンとの触れ合いを楽しんでいたのか、それともテリトリーを守ろうとしていたのかは不明だが、メリッサさんは「とっても楽しくて可愛らしい光景だったわ」と語っていた。

written by ruichan

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