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 地球上でもっとも寒い場所、南極。だがこの厳寒の地でも生命の営みは続いている



 マイナス60度のブリザードの中でも、必死に生きるコウテイペンギンたち。今日はBBCの映像から、親とはぐれて彷徨うヒナの様子を紹介しよう。
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Baby Penguin Must Find Mother Before Freezing | Snow Chick: A Penguin's Tale | BBC Earth

 氷点下40度の酷寒の地、南極。コウテイペンギンのコロニーでは、1羽のヒナが、母親を探してさまよっていた。このままではヒナは凍えてしまう。だが、他のペンギンたちは自分のヒナで手いっぱいだ。お互いを呼ぶ鳴き声も、嵐の中でかき消されてしまう。

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 幸運なことに、このヒナは無事に母親と巡り合うことができた。温かいお母さんの足の間に入れてもらい、とりあえずの危機は去ったかに見えた。

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 だがその数時間後、嵐がやってきた。気温はマイナス60度まで下がり、時速100㎞の暴風が吹き荒れる。ペンギンたちは身を寄せ合ってシェルターをつくり、嵐をやり過ごそうとする。

 このシェルターの真ん中では、気温は37度にもなるという。ペンギンたちはお互いに場所を交代しながら、生き延びるためにじっとこの暑さ・寒さに耐え続けるのだ。

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 コウテイペンギンは、父親と母親が交代でた獲物を取りに行く。このとき、1羽の父親がコロニーへの合流が遅れ、嵐の中で孤立してしまっていた。早くコロニーにたどり着かなくては!

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 幸いにも、この父ペンギンは間一髪、仲間たちと合流できたようだが、あと少し遅かったら命が危なかったかもしれない。

 他のペンギンと違い、コウテイペンギンはオスだけが卵を温めるんだそうだ。その間オスは飲まず食わずで過ごす。そしてヒナが生まれると、ようやくメスと交替して食べ物を探しに海へと向かう。

 捕食者たちに襲われるのを避けるために、繁殖のためのコロニーは海から50~100㎞の距離に作られている。この距離の往復を含めると、オスの絶食期間は何と120日にも及ぶんだそう。

 この過酷な冬を生き延びて成長したヒナたちは、やがてヒナだけの集団をつくるようになる。


「地球上でもっとも壮絶な子育てをする生き物」と言われるコウテイペンギンファミリー。夏になる頃にはヒナも成長し、海へと旅立つことになるのだ。


written by ruichan

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