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 ニンゲンが何気なく捨てたものが、野生の生き物たちにとっては、命にかかわる危険な凶器だったりする。今日は美しい海の中で繰り広げられた、ダイバーたちによるウツボの救助シーンをご覧いただこう。
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Saving EEL Left To Die Underwater Rescue | (Rescue Mission)

 ここはスペイン南部、カポ・ティニョソ沖の地中海。仲間と3人でダイビングを楽しんでいたアドリアーノ・ガルシア・アライアスさんは、釣り糸に絡まったウツボに気づいた。

 なんとか捕まえて、釣り糸を切ってやろうとするアドリアーノさんたち。
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 かなりきつく絡まっているようだ。
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 ようやく釣り糸から解放されたウツボ。
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 しかしよく見ると、口のあたりに釣り針が刺さったままだ!
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 この後、釣り針も外してもらって、ウツボは元気に泳ぎ去っていった。

 釣り糸は主に化学繊維で作られており、自然界で分解されることはない。水中に残った釣り糸は、こんな風に魚に絡みついたり、あるいは魚が飲み込んでしまったりして、ときとしてその命を奪ってしまう危険がある。

 また、地上でも捨てられた釣り糸で野鳥がケガをしたり命を落としたりという事例も多くなっている。

 分解される素材で作られればいいのだろうけど、強度の問題などもありなかなか難しいようだ。国内でもこの問題で、釣りが禁止になったスポットもある。釣り糸はもちろん、ルアーや重りなども放置せずに、できる限り持ち帰るようにしてほしいものだ。

written by ruichan

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