
今年の3月から5月まで、イギリスのレスターシャーにあるラフバラ―という街から、アオゲラの巣作りの様子をライブカメラで公開していたYouTubeチャンネルがあった。
真新しい巣箱に初めてやって来たアオゲラの夫婦が、そこで巣作りをし、卵を孵し、やがてヒナたちが巣立っていくまでのドラマだよ。今日はその一部を紹介するので、楽しんでもらえたら嬉しいな。
From empty nest to first egg in less than 8 minutes! - BlueTit nest box live camera highlights 2021
ドラマの開始は今年の3月8日のことだった。この初日に内見を済ませたアオゲラは、どうやら巣箱が気に入ったみたい。

2日目には木の葉を運び込んできた。この後、せっかく持ち込んだ葉っぱを外に出したり、また運び込んだりを繰り返す。
ニンゲンだって、新居の内装やインテリアには妥協したくないもんね。

10日目を過ぎると、本格的に床材を運び込み始めたよ。だんだんとふかふかの巣ができあがってくる。

葉っぱが終わると、今度はふわふわの動物の毛のような繊維を運び込み、居心地の良さそうな、柔らかい巣穴を作り始めた
。

そして46日目。メス鳥のお腹の下に卵を発見! 下の動画はさらに長いのだけれど、この卵が孵ってから巣立ちの日を迎えるまでの21日間を21分でまとめてあるので、時間のあるお友だちはぜひ見てね。
First Egg Hatching to Chicks Fledging - 21 days in 21 mins - BlueTit nest box camera highlights 2021
3月8日のお引っ越しから、5月29日の巣立ちまで、82日間のドラマがこの巣箱で繰り広げられていたんだね。
ヒナたちが巣立った後、親鳥はしばらくの間、空っぽの巣箱に餌を届け続けていたが、やがて周囲の木の枝でヒナたちと合流したようだ。この後数週間は、親たちが餌を運び続けるんだそう。
空っぽの巣箱が少々寂しいけれど、動画主さんは「またやりたい」と言っているので、来年もまたアオゲラファミリーの巣作り~巣立ちまでに密着できるかもしれないね。
written by ruichan
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コメント一覧 (1)
親が餌を持ってきたときに、1番素早く、1番首を長くして口を開けた個体が餌を先にもらえるんだな〜。
自然界は残酷だけど、弱い個体は巣立った後で結局淘汰されちゃうだろうし。
餌をもらえず弱った個体はどうなったんだろう。巣箱から取り除かれるのか、そのまま放置されるのか。あと、餌を食べたら当然出るものがあるけど、どうなってるんだろう。そのまま、かな。
それにしても生まれたてはあんな小さかった子供が大きくなるまで餌を運び続けた両親鳥、お疲れ様です。
マランダー
が
しました