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 困っている鹿に、ニンゲンが手を貸して助けるという話は、マランダーでも何度かお伝えしたことがあったと思う。

 野生動物である彼らに、安易に手を貸すことが正しいのかどうかはわからないが、目の前で困っている生き物がいたら、助けてやりたいと思うのが人情だよね。
 
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Canadian fishermen rescue moose calf drowning in lake

 この動画はカナダのオンタリオ州にある湖で撮影されたものだそうだ。釣り人のボートがゆっくりと近づく先にいたのは、水に落ちたヘラジカの子供と、そのお母さんと思われるおとなのヘラジカ。

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 だがボートが近寄ると、お母さんはその場から逃げて行ってしまったんだ。ひとり残された小鹿が、不安そうに釣り人を見つめる。

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 よっこらしょ!と、優しい釣り人さんはそんな子鹿を抱きかかえて、地面の上に下ろしてあげたよ。

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 だがお母さんは戻ってこない。「ボクどうしたらいいの?」とでも言いたげに、釣り人さんの方を振り返ったまま動かない子鹿。

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 実は釣り人さんたちが小鹿の鳴き声を聞きつけて、この状況を確認したのは1時間ほど前のことだった。だが母親が近くにいると思われたため、手を出さない方がいいと判断して、一度はその場を離れたそう。

 しかし戻ってみると母親の姿はなく、小鹿も弱っていたことから、手を貸すことにしたんだそうだ。残念ながら、この後小鹿が母親と再会できたのかどうかは不明である。

 コメント欄でも「人間のニオイがついてしまったら、もう育児放棄するのでは?」「そんなことない、母性の方が強いから!」など、この小鹿を心配する声がたくさん寄せられていた。なんとか無事に、お母さんと合流できたならいいんだけれど。

written by ruichan

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