インドでそこら辺をほっつき歩いている動物というと、まず牛とか犬とかが思い浮かぶが、実は水牛もわりとポピュラーな生き物なんだ。
その水牛が、車にはねられて動けなくなっている!という通報が、インド北西部の都市ウダイプルでストリートアニマルたちの保護活動をしている、Animal Aidに寄せられた。早速スタッフが駆け付けたものの、その巨体を運ぶのは至難の業だった。
映像には生々しい傷口のシーンが登場するので、苦手なお友だちは閲覧注意でお願いするよ。
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Buffalo with horrific injuries and not able to stand, safe in permanent sanctuary.
この巨体をどうやって運ぼう?
水牛が交通事故に遭って動けなくなっている! 早速現場に駆けつけたAnimal Aidのスタッフたち。水牛は地面に横たわり、苦しそうに呼吸をしている。
一刻も早く手当をしなければ…。だがこの巨体を運ぶのは至難の業だ。そこでクレーン車の力を借りることに。通りすがりの人たちの手助けもあって、水牛を持ち上げて車に乗せることに成功した。
早速献身的な手当が開始された
施設に着くと、早速手当が開始された。左の肩口にはひどい裂傷があり、足と、おそらくは肩甲骨にも骨折があった。
数週間にわたって、水牛は自分で立ち上がることができず、多くのスタッフの手助けが必要だった。
毎日毎日、多くのスタッフから血行を促すためのマッサージを受けているうちに、水牛は周囲のニンゲンたちの愛情を理解し始めたようだ。
愛情に包まれて元気を取り戻した水牛
そして月日は流れ、「アメリア」と名付けられたこの水牛には、いまではすっかり元気になった。8ヶ月後には、ベティという親友もできたんだそうだよ!
保護されてから2年半。アメリアはAnimal Aidのサンクチュアリで、穏やかに幸せに暮らしている。歩くのは少しゆっくりだけど、暑い日には水浴びを楽しんだり、ベティと仲良く過ごしたり。
Animal Aidのスタッフたちにとっても、アメリアを助けるためにはいろいろな試行錯誤があったようだ。身体の大きな生き物の、命にかかわるような深いケガの治療のノウハウを、今回のレスキューで確立することができたみたいだよ。
インドでは経済活動の再開に伴い、飢えるストリートアニマルたちは減ったものの、交通事故に遭う動物たちは増加の一途をたどっているようだ。
ウダイプル以外でも、彼らの保護活動に取り組む団体は増えてきているそうなんだけど、車もバイクもニンゲンも牛も犬も、ところによってはラクダや象なんかもが同じ空間を移動しているのがインドのカオスたる所以。
その上運転マナーもカオスなお国柄なので、こういった事故はなかなか減らない。これもインドという巨大な国の、今後の大きな課題なんだろうね。
written by ruichan
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コメント一覧 (2)
もしそうでも助けたのなら、なおすごい。
マランダー
がしました
ところで1:25の時からのBGMが何か知りたい・・・。
マランダー
がしました