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 象という生き物はたいへん情に厚く、家族や仲間を決して見捨てないという。

 タイのチェンマイにある象の保護施設、エレファントネイチャーパークで暮らす象たちがある朝散歩に出かけた時、1頭足りないことに気づいたのだが…。 
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Incredible Moment Elephants Called And Run To Greeting Friend Who Disappears - ElephantNews

 川岸から次々と下りてきて、水に入る象の群れ。
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 ん、ひとり足りない? 見るとはるか後ろの方に、1頭置いてきてしまったようだ。
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「ちょっと、ストップ! あの子を待つわよ!」と、リーダーが回れ右を促すと、全員が振り向いて大声を上げながら、はぐれた仲間を迎える態勢に。

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 遅れた方も全力疾走で追いついたよ! 置いてけぼりにされないで良かったね!

 やっぱり合流した後は、「まったくもう、はぐれちゃダメじゃない!」などと、他の象たちに叱られちゃったりするんだろうか。

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 この群れは、カムラーという10歳になるメスの象とその家族たちだ。毎日朝からこうして家族そろって自由に歩き回り、夕方のご飯の時間になると戻ってくるんだとか。

 カムラーはお母さんと引き離されて、トレッキングキャンプで働かされていたところをこの施設に保護された。だからこそ、離れ離れになる不安やさびしさを誰よりもよく知ってるのかもしれないね。

 幸いなことに、カムラーはここでお母さんとも再会を果たし、幸せに暮らしているんだそうだよ。やっと見つけた安住の地で、いつまでも家族みんなで仲良く過ごしてほしいよね。 

written by ruichan

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