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 寒さが一番厳しいこの時期。ウインタースポーツに夢中なお友だちにとっては、1年で一番ハッピーな季節かもしれないね。

 山スキーなどを楽しんでいると、野生の生き物に遭遇することもあるのだが、突然野生のポケモンぽいモノが飛び出して来たら、やっぱりビックリしちゃうんじゃないだろうか。この動画みたいに…。
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Skier meets a capercaillie

 チェコのシュマヴァ国立公園でスキーを楽しんでいたスキーヤーが、目の隅に黒い影を発見してカメラを向けた。

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 黒い影は、グワッとかいう奇妙な鳴き声を上げながら近づいてくる。
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 のけぞったり、首が雪原につくまで前のめりになったり、タタタッと走り寄って来たり。いったいこいつは何なんだ?

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 この鳥はロシアからヨーロッパにかけて生息している雷鳥の仲間で、ヨーロッパオオライチョウ、あるいはキバシオオライチョウという鳥だそう。

 なんだかアニメから飛び出て来たみたいな、ポケモンみたいな鳴き声とルックスだ。
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 ヨーロッパオオライチョウは、ライチョウの中でも最大級のサイズを誇り、大きいものでは体長が90cm、体重3kgになるそうだ。

 クジャクのように尾羽を広げ、威嚇するような鳴き声を上げる行為は「ディスプレイ」と呼ばれ、縄張りを守るため、あるいは恋のアピールだそうなんだが、今回は多分前者。

 気性の荒い鳥なので、ロシアからヨーロッパにかけて、この時期よくスキーヤーが遭遇しては、この攻撃を受けているみたいだ。

 子供相手でも容赦ない!

Mad Tjur/Capercaillie/Wood Grouse attacks skiing kids in Norway

 近くで見るとキレイな鳥だ。

 平常状態では割と地味…それでも目つきは不穏な感じ?

 日本でも各地の動物園で見ることができるので、機会があったら行ってみて。ちなみに夏のはじめあたりが恋のシーズンらしいので、そのくらいの時期に行くと恋のディスプレイを見せてもらえるかもしれないよ。

written by ruichan

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