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 イギリスで野生動物の保護活動をしているWildlife Aidには、毎日さまざまな生き物たちからのSOSが届けられる。ロックダウン中の今も、スタッフの健康に十分配慮した上で、彼らの活動は休まずに続けられているんだそうだ。
 
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Buzzard GROUNDED from heavy wing tags!

 ある日の早朝、道路脇に飛べなくなったノスリがいるとの通報を受け、早速保護に向かった創設者のサイモンさん。

 ノスリはやせ細り、飛べないほどに弱っていた。獣医の診察の結果、特に原因となるようなものは見つからなかった…翼につけられた、巨大なタグを除いては。

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 このような個体識別用のタグを勝手に取り外すことは、通常は許されていないのだが、その生き物の健康に害を与えると判断された場合には例外となる。

 今回サイモンさんは関係機関と話し合った上で、タグを除去することにした。
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 幸いなことに、数日間栄養のあるエサを与えられたノスリは、見る見るうちに元気を取り戻した。

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 そして何事もなかったように羽ばたいて、森へと帰って行ったのだった。
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 通常、鳥類の識別標識には足輪が使われることが多いが、研究内容によっては遠くからの視認を考慮して、翼にタグをつけることもあるんだそう。双眼鏡で識別できれば、再度捕獲する必要がないからね。

 それにしても今回のこのタグは大き過ぎ、重過ぎた。サイモンさんによると、今回のようなケースは滅多にないそうだが、ニンゲンの目に触れないところで、このように飛べなくなり、命を落とす鳥がいる可能性は否定できないとのこと。

 研究はもちろん大切だが、そのせいで鳥たちに害を与えてしまっては本末転倒だ。身体のサイズや重さなどをしっかりと考えた上で、適切な標識調査を行って欲しいよね。

written by ruichan

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