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 ダムを作ることで有名なビーバーが家の中にいた場合、やっぱりダムを作っちゃう? 去年の秋ごろ、そんなお話を紹介したことがあったんだけど、覚えていてくれたかな?



 今日はまた別の場所で保護されたビーバーの子供が、おうちの中でダムを作っていたというお話を見つけて来たので紹介するよ。
 
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Rescue Beaver Loves Building Dams In His House - JUSTIN BEAVER | The Dodo

 ケンタッキー州のルイビルで、野生動物の保護施設「Second Chances Wildlife Center」を運営しているブリジットさんのお宅には、保護ビーバーのJBくんがいっしょに暮らしている。

 JBくんはとにかく何でもかんでも持って行ってはダムを作る。本能に突き動かされるまま、オモチャや布、靴など手あたり次第運びまくるのだ。

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 ラクロスのステックみたいに細長い枝状のものは、特にお気に入りのダムの資材。 
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 JBくんの名前の由来は、ジャスティン・ビーバーをもじったもの。彼が保護されたとき、周囲に家族の姿はなかったそうだ。まだとても小さかったJBくんを、ブリジットさんは自宅で世話することにしたものの、ビーバーの飼育は初めてで、手探り状態だったそう。

 ビーバーの生息場所は川。JBくんも毎日4~5回は、水に浸からずにはいられない。
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 またビーバーの習性としてJBくんはとにかく木を齧る。壁もドアもご覧の有様で、ブリジットさん宅の被害総額は5万円以上に上る模様。

「仕方がないんです。ビーバーは家の中で暮らせる生き物じゃないの。今のこの環境の中で、JBは彼にできる最善の行動をしているだけ」と、ブリジットさんは語る。

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 この動画は2018年のものだけれど、この年の秋、ブリジットさんたちはJBくん専用の池とおうちを敷地内に作ってあげたんだ。


 相変わらず、細長いものはすべておうちに運びたいJBくん。

JB finds some bamboo

「JBが家の中からいなくなったら、きっとものすごく静かになるだろうけど、さびしくもなると思うわ」と語っていたブリジットさん。なんだかんだで、今もJBくんとの暮らしは続いているようだ。

 ブリジットさんのところには、他にもたくさんの保護動物たちがやって来ては、野生の世界に帰って行く。いつかJBが野生に帰る日が来るまで、にぎやかな毎日を楽しんでほしいね。。

written by ruichan

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