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 南アフリカのクルーガー国立公園にでは、野生の生き物たちを追いかけるサファリツアーのほかに、「サバンナでシャンパン付きの朝食を!」などというこじゃれたサービスを提供しているロッジなどもあるそうだ。

 ある日のこと、樹齢100年というイチジクの木の下で、そのシャンパン・ブレックファストを楽しもうと出かけた一行の目の前に、こんな珍しい光景が繰り広げられたらしい。
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Aardvark (Anteater) Tries to Outrun Hyena in an Epic Chase!

 クルーガー国立公園の一角にある少し開けた場所で、ツチブタがエサを探している。
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 すると左手の方から1匹のカッショクハイエナが近づいてきて、真っ直ぐにツチブタに襲いかかった。

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 一瞬のチェイス。だが土煙が治まったあと、そこにツチブタの姿はなかった。危機一髪、ツチブタは地面に掘った巣穴に飛び込んで九死に一生を得たのだ。

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 ハイエナ氏、納得いかなげなこの表情。少しの間、ツチブタの消えた地面を掘るそぶりを見せていたものの、すぐに周囲にいたヌーの群れに追い払われて、藪の向こうへと逃げ去っていった。

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 専門家によると、もともと夜行性のツチブタが、このようにハイエナと遭遇すること自体が極めて稀なのだそうだ。この光景を撮影できたのは、とてもラッキーなことだったようだ。

 朝ご飯を食べに行くだけだから…と油断をせずに、常にカメラの用意をしておくのが、サバンナの正しい楽しみ方ということらしいよ。

 ツチブタについては以前記事にしたことがあったので、興味を持ってくれたお友だちは、ぜひこちらも読んでみてほしいな。



written by ruichan

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