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 日本ではカルガモ親子の引っ越しがある種の「風物詩」として定着してきているよね。ヒナたちが少し大きくなるまでは小さな池などで過ごし、それから一家で広い場所へお引越しをするわけだ。

 イギリスで野生動物の保護活動をしているWildlife Aidによると、かの国では毎年思いがけない場所で子育てをしているマガモの引っ越しの手伝いが風物詩となっているそうだ。

 今日も呼ばれて飛び出てとあるビルにやって来たサイモンさん。なんと5階にある池にいるマガモの親子を保護するのがミッションだがさて、うまくいくのだろうか。
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Duck family rescued from FIVE STOREY fall!

 サイモンさんたちがやって来たのは、とあるビルの5階にある庭。ここでは毎年マガモが子育てをして、Wildlife Aidは毎年救出作戦に呼ばれているんだそう。最初に流れるのは去年の捕獲作戦の映像だよ。

 さすがのサイモンさんも、「いい加減、次からは巣を作らないように対策をしたほうがいいよ!」と若干クレームを入れてみたり。

 マガモの母子発見!
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 毎年のことでサイモンさんたちも慣れたもの。一番効果的な場所に罠を仕掛けて、無事全員の確保に成功だ。

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 ヒナたちの数は合計9羽。だが毎年何羽かはビルから落下して、命を落とすこともあるんだそう。それだけにスピーディな救出が求められるんだ。

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 そして母子は広い池でリリースされた。ここなら仲間もたくさんいるし、みんな仲良く暮らしてね。

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 マガモたちは「なんでこんなところで?」と絶句するような場所に巣を作って繁殖することが多いらしい。前回も水場のないアパート群のど真ん中で子育てをしていたしね。



 来年はもっと安全な場所で、巣作りをしてくれるといいんだけど。何はともあれ全員元気に育ってほしいね。

written by ruichan

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