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 6月ももう明日で終わり。月曜日の朝は夏でも冬でも梅雨時でも、テンションがなかなか上がらないものだ。

 そんなお友だちに、自転車で世界を旅するにゃんこナラちゃんの近況をご紹介するよ。暑さも寒さもものともせずに風を切って走る姿を見たら、きっとみんなも「今週も頑張ろう!」って思えるんじゃないかな。
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 スコットランド出身のヒゲメン、ディーン・ニコルソンさんは、愛猫のナラさんと一緒に世界を旅するサイクリストだ。



 時には肩に乗り、時には籠にすっぽりと納まり、またある時は対面でじゃれ合いながら旅を続けるナラさん。

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 最初ナラさんを獣医に診せるため、ネットで寄付を募ったディーンさんだったが、予想をはるかに超える金額が集まったため、現在ではチャリティーを立ち上げて、猫をはじめとする動物たちの保護活動を積極的に支援しているそうだ。

 この活動、なんと昨年だけで、日本円で1,300万円を超える寄付が集まったんだとか。
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 明るい日差しが照り付ける中も、凍てつく雪の街を通り過ぎる時も、ふたりはいつも寄り添って、その時その時の景色や風のニオイを満喫している。

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 これまでにモンテネグロ、アルバニア、トルコ、ジョージア、ギリシアなど各地を回ってきた二人だが、ヨーロッパ中を覆ったロックダウンの最中は、ハンガリーで足止めを食っていた模様。

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 封鎖が徐々に解除されつつある現在は、再びロードに出て、東欧の風景を思う存分楽しんでいるようだ。

「スロバキアに到着!」

 旅の途中で保護した動物を、ペットとしてお迎えしてしまった話と言えば、アメリカでセドナとゼウスという2匹の保護犬と旅を続けているお話とか、アマゾンで発見した捨て犬を母国に連れ帰ってしまったお話とかを覚えていてくれるお友だちもいるかもしれない。



 同じ国の中でも大変なのに、国をまたいでペットと旅するというのは、生半可な気持ちではできないし、してはいけないのだと思う。

 現在EU圏の国には「ペットパスポート」なるものがあって、犬・猫・フェレットといったペットたちを連れてEU内を移動する際は、このパスポートがあれば自由に国を出入りできる。しかしイギリスのEU離脱に伴い、ペットパスポートも失効するはずだ。

 これまでのように気ままな旅は少し難しくなるかもしれないけれど、ディーンさんはコロナの状況が治まったら、次はアメリカか東アジアを目指したいと思っているようだ。もしかすると近い将来、日本の道路を走るふたりに出会える日が来るかもしれないね。

 うっかり液状化中のナラさん。

written by ruichan

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