赤ちゃんが大きくなって歩きはじめると、心配なのは交通事故。まだ車の怖さも交通ルールもわからない赤ちゃんを守るのは親の責任だ。
野生の生き物たちも最近では、ニンゲンの乗り物との付き合い方を覚えてきたらしい。南アフリカのクルーガー国立公園では、子供たちを連れて道路を渡るヒョウのお母さんが撮影されていたので紹介するね。
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Leopard Teaches Cubs How to Cross the Road
ある早朝、娘さんと一緒にサファリキャンプを後にしたティナス・デルポートさん(64)は、他の観光客たちがライオンの群れを見物している場所で車を停めた。
その時、後ろの藪の中でヒョウのお母さんが、子供たちを連れて道路を渡ろうとしていたんだ。
娘さんがビデオカメラを取り出して撮影開始。まずはお母さんがひとりで出てきて、周囲の安全を確認中。
どうやら車やニンゲンは、国立公園に住む彼らにとっては珍しくもなく、危険とも思われていないのかもしれない。安全だと判断したらしく、2匹の子供たちを連れて道路を渡り始めたよ。
ところが道路の真ん中で、1匹が動かなくなってしまった。
心配そうに戻ってきたお母さん。子供たちを励ましながら、無事に道路を横断して行ったよ。
母親の愛情を感じるシーンではあったが、このクルーガー国立公園では、昨年ヒョウに襲われた2歳の男の子が命を落とすという事件が発生している。
本来ヒョウがニンゲンを襲うことはまずないと言われていたのだが、サファリツアーを楽しむ観光客の増加で、野生の生き物たちがニンゲンに慣れ、恐れなくなってきているらしい。
確かに最近のサファリツアーの動画では、ニンゲンや車が周囲を取り囲んでもまったく気にする様子がないどころか、向こうから寄って来たりする動物たちの姿が印象に残っているんだよね。
お互いのためにも「安全な距離感」を大切に、野生の王国と付き合っていきたいものである。
written by ruichan
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