
全土でロックダウンが実施されているインドだが、助けを求める動物たちは待ってはくれない。今日もAnimal Aidには、トラブルに見舞われた生き物を助けて欲しいという通報が寄せられ続けていた。
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Rescue of abandoned male calf starved for food, and for his mother's love
インド中西部の街ウダイプルで、ストリートアニマルの保護活動を行っているAnimal Aid。「子牛が水の中で動けなくなっている」という通報を受け取って、スタッフが現場に駆けつけた。

意識はあったものの、飢えと酷い脱水症状で起き上がることもできない子牛。早速施設に運んで手厚い看護が行われた。

幸いなことに、子牛には目立った外傷はなく、点滴を受けて静養をすることに。

インドでは「牛は神様」というイメージがあるかもしれないが、実際には乳を出さない雄牛は生まれてすぐに捨てられたり、酷い時には殺害されてしまうケースもある。

この子牛も生まれて間もない頃に母親と引き離され、捨てられてしまったのだと思われる。

「リシ」と名付けられた子牛は、ここへ来て初めてたっぷりの食べ物と、尽きることのない愛情を手に入れることができたのだろう。
インドは「ひとつの世界」であるとも言われ、価値観や意志の統一がなかなか難しい国ではある。暗い面も多く抱えている一方で、Animal Aidの活動を理解し、協力してくれる人たちもたくさんいるのだ。
今回のコロナウイルスの蔓延を乗り切ったあとの世界には、もっとたくさんの優しさが広がるといいよね。
written by ruichan
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