
海の中を泳いでいる時、多くのイカたちはその身体の表面の色を瞬時に変化させて、いろいろなパターンを描いている。
カリフォルニアの「モントレーベイ水族館研究所(MBARI)」では、そのパターンの意味するところについての研究をスタートさせたんだそうだ。
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Decoding the secret language of Humboldt squid
「アメリカオオアカイカ」は、別名「レッドデビル」とも呼ばれる大型のイカである。身体の表面の模様が目まぐるしく変わることで知られている。
この個体は上が暗くて下が明るいのがわかるかな?

こちらの個体はまだら模様に点滅している。

わかりにくいけど、目の周りだけが暗くなっている個体。

ちょっと遠いが、明暗が縦割りになっている個体。

イカが体色を変えるのは、保護色であったり擬態であったり、お互いにコミュニケーションをとっていたりなど、いろいろな理由が考えられてきた。模様のパターンだけでなく、変化させるスピードにも意味があるようだ。
今回のMBARIによる研究でわかってきたのは、仲間のイカが近くにいる時に激しい変化が起きるという点だ。狩りをするとき、お互いに模様のパターンを変えることで、「今からこの魚を襲うよ!」「邪魔しないで!」などといった、コミュニケーションをとっているのではないかと考えられている。

色が変わる仕組みについては、下の記事もぜひ参照してほしい。
「レッドデビル」の名にふさわしい、真っ赤な姿をした個体。
こちらはダイバーが遭遇したアメリカオオアカイカ。体色が激しく変化するのがご覧いただけると思う。
Red Devil Squid BITES diver | Deadly 60 | Earth Unplugged
このパターンの解読にはまだ時間がかかるのだろうけれど、もしかしたら未来のいつか、イカたちと意思の疎通ができる日が来るかもしれないね。
※再送(2020.6.8)「アメリカオオアカイカ」を「アメリカアオリイカ」と間違えて記事を作成しておりました。訂正して再送します。コメントでのご指摘、ありがとうございました!
written by ruichan
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コメント一覧 (1)
【アメリカオオアカイカ】
http://www.zen-ika.com/zukan/pdf/cs383.pdf?idx=1
【アメリカアオリイカ 】
http://www.zen-ika.com/zukan/pdf/cs218.pdf?idx=1
マランダー
が
しました