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「可愛い子には旅をさせよ」とか、「獅子はわが子を千尋の谷に落とす」とか、古来より子供の成長を促すためには、何でも親がやってやるのではなく、多少苦労しようとも、子供自身の力で問題を解決し、生き残ることができるよう見守るのが親の役目であると言われてきたらしい。

 何でも先回りしてやってしまってあげていると、何もできない逆境に弱い大人へと成長してしまう恐れもあり、この先人の明言は親たるもの肝に銘じるべきなのだろう。

 だが黙って見守る親の方だってつらいのだ。今回の動画の撮影者さんも、基本的に愛犬たちには「自分で何とかさせる」のをモットーとしているそうなんだが、ステキに優しい助っ人の登場に思わず笑顔になってしまったみたいだ。
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Big Sister Helps Puppy Through Staircase Struggle || ViralHog

 この動画はフィリピンの首都、マニラにあるとあるお宅で撮影されたもの。生後2ヵ月の子犬の「パンダ」が、初めて自分で階段を登って行ったんだ。パンダの恐れ知らずな様子に、まず飼い主さんはビックリしたという。

 ところが登ったはいいが下りられなくなってしまって、助けを求めるような鳴き声を上げるパンダくん。胸が締め付けられるような鳴き声に、思わず「何とかしてやって」と心の中で叫んじゃいそう。

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 すると2歳になるトイプードルのイッセイさんがやって来て、弟分のパンダくんを心配そうに見上げている。

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 そしてパンダくんのところへ駆け上がると、「大丈夫よ、怖くないわよ」と励ますようなしぐさを見せるではないか。

「ほら、こうやって下りるのよ」と、実演までして見せるイッセイさんに勇気をもらって、がんばって下りようとするパンダくんだが、危なっかしくて見ていられない。

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 だが少しずつ、一段一段、ゆっくりと下り始めたパンダくん。一段クリアするごとに、コツをつかんできたみたいだ。

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 さあもうすぐ下につくよ! 
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 そして無事に着地した瞬間、パンダくんもホッとしたろうが、それ以上に喜んだのがイッセイさんだった。2匹の嬉しそうな様子を、ぜひ動画のラストシーンまで見てあげてほしい。

written by ruichan

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