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 釣り人が釣り糸を垂れているとき、その先の釣り針にかかってほしいモノはほぼ魚、魚介類! つまり、水の中の生き物を期待していると思って間違いないよね多分。

 だからもしこんなモノがヒットしちゃったら、誰だってビックリするしかないと思うんだ。こんなモノっていうのは、毛の生えたあったかいあの生き物のことなんだけど……。
 
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Fisherman Pulls Muskrat From Under Ice

 ここはアメリカのウィスコンシン州ニューロンドンにある凍てついた沼。北ミシガン大学の学生ニコラス・ジェイムズ・ヨールさんが、分厚く張った氷に穴を開けて釣り糸を垂れていたところ、グイッと確かな手応えが!

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 今回のお目当てのノーザンパイクか!とワクテカしながら、ニコラスさんが釣り糸を引き上げてみたところ…。

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 なんと水から上がってきたのは、魚とは似ても似つかぬ毛玉動物だった!
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 ネズミの仲間のマスクラットさんです。こんにちは。
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 マスクラットは北米~ユーラシア大陸の北部に広く分布している生き物で、日本でも毛皮用に飼育されていたものが逃げ出して、首都圏で生息しているらしい。

 実はこのマスクラット、水中に落っこって困っていたとか、釣り針に引っかかっちゃったとか、そういうおマヌケな状況にあったわけではない。もともと水中で暮らす生き物で、厚く張った氷の下でも元気に生きているんだそうだ。

 氷の下を自由自在に泳ぎ回るマスクラット。

cRAzY Ice Fishing Muskrat!

 しかしこんな冷たい氷の下で、凍えちゃったりしないのだろうか? マスクラットはもともと北米原産で、寒いのには慣れているらしいんだけど、やっぱり氷の下を泳いでいるのを見ると目を疑ってしまうよね。

 今回の映像を最初に見たときは、沼に落ちたマスクラットが助けを求めて来たのかと思っていたので、穴の中に自ら飛び込んでいったときにはちょっぴり唖然としてしまったことを白状しておこう。

written by ruichan

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