
アヒルのヒナは、生まれて最初に目にしたものを親だと認識する。このいわゆる「刷り込み」という現象はよく知られているけれど、時として本当の親じゃない生き物を親だと思い込んでしまうことも。
えてして親認識された生き物は困惑してしまうわけなんだが、今回異種同士でありながら、親子として仲良く暮らしているメンドリとアヒルのヒナたちが発見された。
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민들레 호오리씨 하나 ㅣ Mother Chicken Decided To Embrace A Duck Egg After Losing Her Chicks
お池でスイスイ、アヒルのヒナたちがやって来たよ。

「あっ、ママだ!」と、お母さんのところへダッシュするヒナたち。ってあれ? ちょっとちょっと、そのニワトリがお母さんなの?

実はそうなんだ。このメンドリは5羽のアヒルのヒナの他に、2羽のトウテンコウのヒナの面倒も見ている肝っ玉母さんなんだ。と言っても、自分の子供はいないんだけどね。
ヒナたちがフェンスの隙間から脱走しようものなら……。

力技で強引に追いかけてていく。

ヒナたちもこのメンドリをお母さんだと思っているようで、育児放棄をしているヒナたちの本当のお母さんアヒルとすれ違っても、お互いに目もくれやしない。

もともとアヒルのお母さんは、卵を池の中に産み捨てていた。飼い主さんが卵を拾い集めて巣に戻してやったのだが、アヒルのお母さんは卵に興味を示さなかった。ところがある日、なぜかあのメンドリが、アヒルの巣で卵を温め始めたんだって。

メンドリ自身の卵は、天敵に襲われて失われてしまったんだそう。そこでその代わりにアヒルの卵を温めるようになったらしいが、生まれてきたヒナたちに対する母性本能は本物だった。
意地悪なガチョウなんかがちょっかいを出しに来ると、ヒナたちを自分の羽の下に退避させて守るんだ。

アヒルのヒナたちのために、飼い主さんが専用のお池を作ってくれたよ。強いきずなで結ばれたお母さんと子供たち。いつまでも仲良く楽しく過ごせるといいね。
written by ruichan
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