高速道路から白鳥を救出したり、クリケットのネットにからまった子キヅネたちを保護したりと、いわゆる「野生動物保護」とは一風変わったシチュエーションの動物たちを救い出すことにマランダー内で定評のあるWildlife Aid(ワイルドライフ・エイド)財団。
今日の彼らのミッションは……なんと、財団スタッフの車に入り込んだハリネズミの救出。ただ車の中にいるだけならまだしも、どうやらそのハリネズミは運転座席の下に入り込んでしまったのだそうだ。
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Hedgehog TRAPPED under car seat! How do we get him out?!
イギリスでは、わりとメジャーな野生動物であるハリネズミ。うっかり車の中に入り込んでくることじたいはめずらしくないらしい。
今回も、そうして車に入ってきたハリネズミが座席の上に乗ろうとしたところを女性が発見し、「ダメダメ」と制止したところ「じゃあ床でええわ」とばかりに座席の下にもぐり込んでしまったのだそうだ。
にしたってなぜこんなところに……。
姿を確認するためにレスキュー担当のサイモンさんが明かりを照らしたところ、警戒したのか、なんとハリネズミがトゲトゲになってしまった。
これじゃ触ることもままならないよ……というわけで、15分ほど時間を置いて、ハリネズミが落ち着くのを待つことに。
その間、仕掛けられたカメラの映像には、なんとか座席の下から出ようともがくハリネズミの姿が映っていた。体を平べったくして中に入ったものの、今度は引っかかって出られなくなってしまったのだ。
この「万事休す」な表情よ。
その後サイモンさんは、専用の器具を使ってハリネズミを引っ張り出すことに成功。ハリネズミが痛みを感じないようにできている道具とはいえ、かなり慎重に引き寄せていたよ。
引き出されたハリネズミの大きさにはかなりびっくりしたけれど、これはこの時期のハリネズミが、冬を越すために脂肪を溜め込んでいるからだそうだ。
こうして救出されたハリネズミは、健康チェックの結果ケガもなく、体重も申し分ないとのことで、翌朝には自然へと返された。
車が暖かかったのかもしれないけれど、これからはよーく気をつけて、どこかに挟まったり引っかかったりしないように過ごしてくれるといいな。イギリスにも寒い寒い冬がやってくるんだねえ。
written by momo
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コメント一覧 (1)
アムールハリネズミは問題になっているんだ。
もちろん捨てるのは論外だが、日本では特定外来生物に指定されているので、見つけても運んじゃダメよ。
マランダー
がしました