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 南極大陸は、その98%を1個の氷の塊で覆われている。南極氷床と呼ばれるその氷塊の下に広がる海に、BBC Earthの番組「The Seven Worlds, One Planet」のクルーが挑んだ映像をみつけたよ。

 狭い穴から降りる真っ暗な氷の海。そこには、極限の世界で営みを続ける生物たちの姿や、思いがけない野生動物との出会いがあったんだ。
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Diving below the Antarctic Ice Sheet with No Escape | Seven Worlds, One Planet | BBC Earth

 洞窟のような氷の海を泳いでいくクルーたち。ここではGPSが効かない上、ロープも簡単に絡まってしまうため、基地に戻るには、記憶だけが頼りなんだ。

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 しかも、潜ってすすめる海域はかなり狭く、多くの機材を抱えたクルーたちが行き来できるのは、満潮前後に限られるという極限状態。

 そんな中で彼らが映像に収めたのは、氷の海で息づく生き物たちの姿だった。

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 ウニやヒトデの大行進に加え、クラゲやクリオネ、透明な血液を持つというコオリウオの姿も。

 さらに、思いがけない出会いもあった。なんと、好奇心旺盛なアザラシの親子が近づいてきたんだ。

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 捕食者が入り込めない狭い氷の下は、アザラシ親子が安心して過ごせる場所なんだね。無邪気にカメラに近づいてくる姿が、とっても可愛かったよ。

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 無事に基地に戻ったクルーたちは「顔の感覚がやっと戻った!」「手がちべたい!」など、興奮した様子で語り合っていた。神秘に満ちた氷の海の世界に触れたこと、生還できた安堵、いろんな思いがそこにあふれているように見えたよ。

 命がけの撮影に挑む彼らのおかげで、わたしたちもまだ見ぬ生物たちの世界を知ることができる。生き物たちの姿だけでなく、ぜひクルーたちの表情にも注目して動画を観てみてほしいな。
 
written by momo
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