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 理由はサッパリわからないのだけど、イギリスでは最近、高速道路に白鳥が迷い込む事案が多発しているらしい。越冬のために飛来したところ、なぜか水辺とは全然関係ないところに着地してしまうんだそうだ。

 そんなわけで、野生動物の保護活動をすすめる「Wildlife Aid(ワイルドライフ エイド)財団」はたった2日間のうちに3度も白鳥の救出をすることになった。交通量マックスの高速道路で、白鳥を保護する様子を見てみよう。
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 レスキューを担当するサイモンさんとローリーさんが現場に到着すると、交通整理をしているポリスメンが出迎えてくれた。看板の影に、たしかに白鳥が顔をのぞかせている。

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 「2日で3羽めの白鳥って!」とサイモンさんが半ばあきれ気味にいうと、警官ももう笑うしかないのか「実はオレのペットなんだよ、毎日仕事に連れてきてるんだ」とどうしようもないジョークで返していた。

 高速道路上部の電光掲示板には「動物が道にいます 徐行」の文字。ここはイギリスでももっとも交通量の多い道路のひとつで、このままの状態では白鳥が生きのびることはほぼ不可能だ。

 警官たちが完全に交通を一時停止させて、いよいよ白鳥を保護する。

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 サイモンさんは、まるで猫のようにシャーシャーと威嚇する白鳥をたしなめながら、なれた手つきで首をとらえ、抱きかかえた。

 羽を傷つけないようバッグに白鳥を収め、車の中へ。あっという間の救出劇で、道路が完全に停止していた時間は、約2分間。お見事だね。

 さて、保護された白鳥はメディカルチェックを受けた後、保護施設で数日間過ごして体力を回復。その後、湿地に放されることになった。

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 移動する車中、フシューフシューとうなりながら、不機嫌きわまりない様子で運転するローリーさんの腕をかじり続ける白鳥。救出されたときの態度といい、この子、なかなかに肝がすわっている。

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 そうして水辺のほとりでバッグが解かれると、白鳥はあっという間に泳ぎだしていった。

 ローリーさんが白鳥を見送りながら「俺たち、そんなに悪いやつじゃなかったでしょ?」とひとこと。実はサイモンさんたち、これまでもたびたび白鳥をレスキューしてるんだ。

 イギリスでは妙なところに白鳥が迷い込みがちなのか? わからないけれど、彼らの地道な活動のおかげで、今日もまたどこかで野生動物の命が救われてるんだろう。水辺に放された白鳥、無事仲間たちに出会えているといいな。
 
written by momo
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