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 オットセイは知能も高く、好奇心旺盛な生き物である。野生の世界でもときたまニンゲンに興味を示し、恐れる様子もなく近づいてくるケースが見られるし、マランダーでも何度か紹介してきたよね。

 今回紹介するオットセイ氏は、ボートツアーの常連さん。観光客にオットセイがどんな生き物なのか、デモンストレーションしながら紹介するボランティアを買って出てくれているんだ。 
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Seal climbs on our boat during a dolphin cruise in Walvis Bay, Namibia

 ここはアフリカの大西洋岸、ナミビア共和国の海岸線のど真ん中にあるウォルビス湾。ドルフィンクルーズのボートに、お客さんがやって来た。

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「皆さん、紹介しますね。彼の名はジュニアといいます」
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 ガイドのお姉さんがオットセイの説明を始めたよ。なになに、オットセイが上手にボールを扱えるのは、このおヒゲのおかげなんだって!

 ヒゲが振動を感じるセンサーの役割を果たして、エサとなる魚の位置なんかを正確に把握できるんだそうだよ。

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 それからお魚を尻尾の方からあげた時、ジュニアは必ず向きを変えて、頭の方から飲み込むんだ。魚のヒレが、喉にひっかるのを防ぐためなんだね。

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 みっしりと生えた毛は気密性が高くって、皮膚に近い方は常に乾いているんだって! それに毎日体重の8パーセント、まだ若て身体の小さいジュニアの場合は、5~8kgの魚を食べているんだよ。

 まだまだ続くお姉さんのお話。ねえ、ボク飽きちゃった、お魚もっとほしいな~。
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 はいはい、わかったから、もうちょっと我慢してよね!
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 ジュニアは5歳になるミナミアフリカオットセイで、いつもこんな風にバイト代のお魚をもらって、観光客に野生のオットセイについて知ってもらうお手伝いをしているんだ。

 このあともっとご褒美をもらえたのかどうかは定かではないが、ジュニアくんはしばらくの間、ボートに並走してついてきてくれたそうだよ。


Seal cruises next to our boat

 ナミビアにはオットセイの保護区もあり、繁殖期には20万頭ものオットセイが集合することで知られている。もちろんこれは世界でも最大級の規模であり、海岸をオットセイが埋め尽くす様子を見ることができるんだ。

 日本からは遠くて遠い国のナミビアだけど、ライオンやゾウ、キリンといった野生動物が生息し、フラミンゴの保護区もあるなど、豊かな自然にあふれた魅力的な国でもある。マランダーではまたいつか、この国の生き物たちを紹介できたらと思っているよ。

written by ruichan

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