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 野生の生き物たちとの邂逅を体験するには、彼らの暮らすところへ出かけて行って、その姿を眺めさせてもらうのがいいのだろう。バードウォッチングやホエールウォッチングなど、遠くから野生の世界を垣間見る機会もある。

 だがこちらが遠くからこっそり、と思っていても、彼らの方から近づいてきて第一種接近遭遇になってしまうケースもあったりする。そしてたまさかには、彼らの攻撃対象となってしまうことだってあるのだ……。
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This is How You Handle a Rhino Charge

 野生の王国で危険なのは、肉食の猛獣たちだけだけだと思い込んではいないだろうか。だが我々人類にとっては、どんな野生動物だろうと危険なヤツらになりうるのだ。特に身体の大きいサイという動物は、ひとつ間違えれば恐ろしいクラッシャーになりかねない。

 インドで以前こんなシーンが激写されていたけれど、猪突猛進するサイに激突されたら、多分クルマだってたまったもんじゃないよね。



 今回紹介する映像は、南アフリカのクルーガー国立公園で撮影されたもの。ヒョウを探してサファリツアーをしていた一行の前に、1頭のサイが現れたのだ。当初は道端に佇んでいたというこのサイ、何を思ったか突然一行のクルマを追走し始めたんだそう。

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 ドライバーもジグザグ走行や急カーブでサイを振り切ろうとするものの、サイってば図体に似合わず意外とスピードランナーだったらしい。

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 延々と追いすがってくるサイ。サファリトラックはオープンタイプで、あんな巨体がぶつかってきたら、間違いなくケガ人が出そうである。

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 何度もヒヤッとする瞬間が繰り返される。映像で見ていてもヒヤッとするくらいだから、実際にこの場にいたツアー参加者たちは、さぞや怖かったことだろう。

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 やがて少し大きな通りに出たクルマは、サイを振り切ることに成功。ああよかった、ビックリした!

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 今回のサファリツアーのガイドさんによると、彼がこのサイに追いかけられたのは、これが初めてじゃないらしい。もしかしてガイドさんに何か用でもあったのか?

 サイはは視力が大変弱いと言われているが、ニオイや音には敏感なんだって。ひょっとすると、ガイドさんの声かニオイでも覚えていたのかな。ご本人はまったく心当たりがないと言っているそうだけど。

written by ruichan

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