いつ見ても驚かされるものといったら、天井知らずな母猫の愛情の深さじゃないだろうか。
今回ご紹介するHope For Pawsの動画にも、そのあまりに健気な母猫の姿が収められていた。我が子を思う母猫の行動に、胸を打たれてしまうんだ。
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Mama cat wouldn't leave her babies behind. She took one, came back for the rest, and then...
野良猫が出産したと連絡を受けて、現場に向かったスタッフ。ゴミだらけのコンテナの下という劣悪な環境で、母猫が子猫を抱きかかえている様子が確認された。
近隣住民がすでにアニマルコントロールを呼んだらしく、一刻も早く救出しなければならない。公共の保護施設では、野良猫たちの命の保証がないからだ。
しかし、長いあいだ野良猫として生きてきた母猫は、おそろしく警戒心が強く、フードのトラップには引っかからなかった。
物音に驚いて母猫が逃げたすきに、子猫から保護しようと、スタッフが悪戦苦闘していると……。
引き返してきた母猫が、子猫のうちの1匹をくわえて別の建物の中へ逃げ去ってしまった!
我が子を守らんと必死の母猫の行動だけど、このままでは母子を助けることができない。
大急ぎで残る子猫たちを保護したスタッフは、今度はフードではなく、子猫たちを囮にして母猫を引き寄せることにした。
食べ物を与えても警戒心をマックスにして、決して檻の奥まで足を踏み入れなかった母猫。
しかし、子猫たちの鳴き声を聞くと、たまりかねたように床下からはいでてきて真っ直ぐに子猫のもとへと近づいていったんだ。
こうしてようやく、母猫が連れて逃げた1匹の子猫も含め、全員が保護された。救出活動を困難にしたのが母猫の愛情なら、無事に保護に成功したのもまた、母猫の愛情ゆえだった。
何が何でも我が子を守ろうとした母猫。彼女はビューティーと名づけられ、それにちなんで子猫たちはモーリス、ガストン、ラ・フウ、コグスワース、チップと名づけられたよ。
幸いなことに、子猫たちはスクスクと大きくなり、動画によるとガストン以外すべて引き取り先が決まったようだ。ガストン……名前のせいじゃなければいいけれど。
いっぽうビューティーは、野良コロニーの中に放されることになった。野良として長い時間を過ごした猫を、家猫としてならすのはとてもとても難しいことなのだろう。
でも、ダルタニャンたちのように、外猫でありながらもしっかりケアしてくれるコミュニティがあれば、きっと元気に過ごしているはずだ。
ビューティーも、まるでおとぎ話のように、気ままに幸せに暮らしていることを心から願うよ。
written by momo
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コメント一覧 (2)
マランダー
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考えもんですね
マランダー
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