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 背中に目はついていない。だから後ろに何がいるのかわからないし、ほら、お風呂でシャンプーしてるときとか、背中に何かの気配を感じてガクブルしちゃった経験はないかな。

 反対に襲う側からしてみたら、無防備な背中は絶好の的。背中を見たら本能的に、プレデターのスイッチが入っちゃうものなのかもしれないよ。
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NEVER Turn Your Back on Big Cats! (Pt 2)

 コール&マーマレードと子猫ズのカリスマ下僕として、日夜猫ズのために粉骨砕身胞子の日々を送っているクリスさん。だが彼にはもう一つ、猫たちの保護活動にいそしんでいるという別の顔もあるんである(関連記事12など)。

 そんなクリスさん、ネコ科の猛獣ビッグキャットたちにもその愛情を惜しみなく注いじゃってる上に、身体を張った実験もあれこれ繰り広げてくれている。マランダーでも何度か紹介しているBig Cat Rescueにもいろいろ協力していた中で、こんなことしていたのを覚えているかな?



 今回その第二弾として、 カリフォルニアにあるLions Tigers and Bearsという保護施設で、同じ実験をしてみたそうだ。

 やはり後ろから忍び寄ってくるトラ。クリスさんが振り向くと、「何もしてないし~」と思いっきり誤魔化すところまでがお約束。

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 キラリーン! 背中発見! オソウ!
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 何度も何度も背中アタックにチャレンジする子もいるかと思えば……。
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 背中を見せてもほとんど興味を持たないヤツ。
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「ビクーン! ダ、ダンナいらしたんですかい?」
 と、そこに背中があることにすら気づかないヤツなど、個体差があって面白いね。

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 もちろんこの実験は面白半分にやっているわけではない。ここにいるビッグキャットやクマたちは、虐待を受けたり飼い主が飼いきれなくなって捨てられたりして、保護された猛獣たちである。野生の生き物である猛獣は、飼育されていたとしてもプレデターとしての本能を失くしてはいない。

 アメリカではペットとして飼っていたビッグキャットに襲われたり、世話をするのを放棄して劣悪な環境に放置したりといった出来事が後を絶たないんだそう。クリスさんは責任を持って飼えない生き物を安易にペットにしないように、警笛を鳴らす意味でこんな動画を公開しているんだよ。

 ところで人間に後ろから忍び寄られたら、ビッグキャットもビビるらしい。


written by ruichan

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