イギリスで野生動物の保護活動に取り組んでいるWildlife Aid財団。創設者でCEOのサイモンさんは、財団の運営に注力する傍ら、助けを求める動物たちのために今も自ら走り回っているんだ。
今日も通報を受けたサイモンさん、とあるお宅へと向かったのだが、そこでSOSを発していたのはこんなカワイイ生き物だったんだよ。
sponsored links
sponsored links
Cute baby Hedgehog Stuck in a Can! - Wildlife Rescue
今回の通報は、こちらのお宅の隣人からのものだった。この庭から、多分動物が助けを求めているらしい音がする。そんな不確かな情報も、サイモンさんは聞き流したりしない。
「何だろうな、何も見えないし見つからないよ」と、庭中あちこち探し回るサイモンさん。もういなくなったのかなとあきらめかけたその時、サイモンさんの耳に何かが聞こえた!
なんと庭の片隅に転がっている空き缶の中に、小さなハリネズミがハマり込んでいたのだ!
「いったいどうして、こんなとこに入り込んだんだい?」
ハリネズミは脱水症状やケガもなく、ちょっぴり怖がっているだけのよう。野生のハリネズミは夜行性の生き物である。この子も多分夜のうちにこのお庭にやってきて、食べ物を探して徘徊しているうちに缶に頭を突っ込んでしまったらしい。
隣人が聞いた音というのは、多分何とかして抜け出そうと、周りの壁や別の缶にぶつかりまくった時のものだろう。
サイモンさんが地面の上に置いたところ、しばらくしてハリネズミはゆっくりと自分のおうちへと帰って行ったようだ。
もう二度と同じことが起きないように、引き上げる前にしっかりと缶を踏みつぶしていったサイモンさん。
実はイギリスには、1950年代まで3千万匹のハリネズミが生息していたんだそう。だがその後の急激な開発や天敵であるアナグマの増加などにより、現在では生息数が百万匹以下にまで激減しているとのことだ。
「ハリネズミ大好き!」と語っていたサイモンさん。Wildlife Aidでは積極的に、ハリネズミの保護活動に取り組んでいるんだそうだよ。
written by ruichan
▼あわせて読みたい
WildLife Aid~助けてやるからちょっとおとなしくしてなさいよ!クリケットのネットに絡まった子ギツネたち
なんでそんなところに挟まった?クチバシが壁にハマって動けなくなったハトを助けに行くよ!
Wildlife Aid~そもそも何故そうなった?高い木の上で枝に絡まって動けなくなったハクチョウを救え!
Wildlife Aid~ビックリ!バスルームにキツネが!トイレの前で動けなくなっていたキツネの保護作戦
~Wildlife Aid~フェンスに挟まったヒナを助けようとするも、パパ・ハクチョウ氏戦闘モードに突入
コメント一覧 (1)
マランダー
がしました