image credit:Instagram
ミスタービグルスワースは生まれた時から毛のないウサギだった。ブリーダーたちの無理な交配がたたり、遺伝子上の問題で毛が生えないのだ。おおくの場合、こういったウサギは体が弱く、およそ4週間以内で死んでしまうという。毛のないミスタービグルスワースは貰い手も決まらず、ブリーダーたちが半ばあきらめて、Facebookに写真を投稿したところ、現在の飼い主カサンドラさんが飼い主に立候補したんだという。
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生まれつき毛の生えないウサギ、ミスタービグルスワースはこうして現在のお宅にやってくることとなった。ミスタービグルスワースには兄弟がいたというが毛が生えないのは彼だけだったという。「けして長生きしない」と言われたミスタービグルスワースだが、カサンドラさんがInstagramや専用ページを作るや否や、不幸なウサギから一転、みんなに愛されるウサギとなった。世界中から「ビグルスワースに」と手編みのセーターがおくられてくるとのこと。
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兄弟は次々に家族が決まり、自分だけ取り残され、ブリーダーたちには売り物にならないと思われ、「ただであげる」と渡されたミスタービグルスワースだが、カサンドラさん宅ではセーターのおかげだけじゃなく、心身ともにぽかぽかとした暮らしを送っているようだ。同居ウサギもいる賑やかライフを送っているようだよ。
Mr Bigglesworth: "Help me get this kale out"
ミスタービグルスワースは、モフふわじゃない=ウサギらしくない、だとかアイデンティティの意味なんか考え込んだりしない。ただ前に進んで生きるのみだ。ブリーダーたちには、「生後4週間ほどで死んでしまう」と言われたが、そんな時期はあっという間に過ぎてしまった。冬場はちょっと寒いかもしれないけれど、手編みのセーターと家族の愛があればこれからも快適に過ごせるはず。きっとそう。
written by kokarimushi
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