
image credit:Instagram
むっくりボディに短い足、それからちょっぴり開いたお口。この猫たちの特徴的な外見は、ドワーフィズム(小人症)によるものだ。
さまざまな原因で発症するといわれている猫のドワーフィズムは、関節や甲状腺など、健康に問題を抱えていることが多い。そのため飼育には十分な配慮と継続的な治療が必要なものの、この2匹は理解ある飼い主のもとでとても幸せな猫生を送っているんだ。
エルフィー(妖精)とギムリ(指輪物語に登場する小人の名)と名づけられた2匹の、誕生から現在までの姿をちょっと見てみよう。
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エルフィとギムリの母猫、エルジーは、もともと野良猫だった。出産間近のお腹を抱えて民家に迷い込んだところ、家主は温かく迎え入れてくれた。
そうしてエルジーが産んだのは5匹の子猫たち。そのうちの2匹が、エルフィとギムリだった。
ところが、生まれてから3ヶ月経ってもエルフィとギムリだけは小さいまま。まだ母猫のミルクを飲んでいて、固い食事は摂れない状態だった。
何らかの病気か障害があるのでは、と母猫とともに保護施設へと連れ込まれた2匹。そこで出会ったのが、ドワーフィズムに理解のある保護施設の職員−−現在の飼い主だ。
最初は一時預かりのつもりだったという。彼女はすでに、2匹の猫と2匹の犬を飼っていたからだ。
しかし、最終的に彼女は、そのまま2匹を飼うことを決めた。
先天的な病気を持っている2匹が、ただ「かわいい」というだけで引き取られては大変なことになる……彼女には、そんな気持ちもあったようだ。
そうして2匹は今年、5歳になった。継続的なケアのおかげで、体こそ小さいけれど、ちゃんと元気に毎日を過ごしている。
一度は保護主にあきらめられてしまった2匹。でも、出会うべき人に出会って、当たり前の幸せな毎日を送ることができていて、本当に良かった。
2匹の元気でしあわせな毎日が、同じ症状に生まれた猫たちの道しるべになるといいな。
written by momo
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コメント一覧 (2)
ペットなんて家族じゃないと思ってるし、また買えばいいと考えてるから手放せるんだろうな。
すごくつらい。
マランダー
が
しました
マランダー
が
しました