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 南アジアを中心に生息しているハヌマンラングール。ヒンドゥー教のサルの姿をした神様、ハヌマーンのおつかいとも言われていて、孫悟空のモデルになったという説もあるおサルさんだ。

 そのハヌマンラングールの赤ちゃんが、今日は生まれて初めての一人での木登りに挑戦するよ。さて、うまく登ることができるのかな。
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A Tall Fig Tree Poses a Challenge for a Young Monkey

 ハヌマンラングールのピップは生後10か月になったばかり。お母さんのニーシャといっしょに、群れの中で暮らしているよ。この時期雨の降らない日々が続き、ピップたちは新鮮な食べ物を見つけることができずに苦労していたんだ。

 枯れた葉っぱをいくら食べても、育ち盛りのピップにとって栄養にはならないよね。
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 そんなある日、群れのリーダーのパムが美味しい実がたくさんなっているベンガルボダイジュの木を見つけたんだ。

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 やったね! これでお腹いっぱい食べられるよ。
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 だけど赤ちゃんのピップにとっては、高い木の上に登るのは難しい。何度も何度もトライするけど、実のあるところまでは届かない。

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 そんなピップを、ニーシャは木の上から見守っている。そう、これはひとりで木に登って食べ物をゲットできるようになるための試練なんだ。ハラハラしながらも、息子に手を貸そうとはしないニーシャ。

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 そしてピップもあきらめなかった。なんと上にいたおばさんのしっぽをつかんで、ロープよろしくよじ登ることに成功したよ!

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 しっぽを使われたおばさんも、気にしていないみたいなのがいいね! 美味しいフルーツ、ピップもお腹いっぱい食べることができたかな。

written by ruichan

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