南米の海沿いの地域では、アシカの仲間のオタリアが我が物顔にそのへんを歩いていたりする。らしい。前回はチリの海岸で、野良犬と仲良く(?)付き合っているオタリアたちを紹介したけど、覚えていてくれたかな?
今回の舞台はチリの反対側にあるウルグアイのビーチリゾートだ。ここのオタリアたちは人懐っこくって、街の中にまでやってきてしまうそうなのだが……。
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Roberto the sea lion, star of Punta del Este rests on sports car - Punta del Este - Uruguay 03/2019
ここは南米ウルグアイの海岸沿いにある、プンタ・デル・エステというリゾート地。ちょっと世界経済に興味があるお友だちなら、ウルグアイ・ラウンドが締結された街といえば「ほーん」と思ってくれるかもしれない。
そんな街の一角にある駐車スペースで、1台のクルマの上に乗っかってどっしりとくつろいでいるオタリアを発見! 地元の人によると、このオタリアはロベルトという名前で、街へもちょくちょく遊びに来る有名人……有名獣なんだって。
しかしこの巨体、300kgはあるというロベルトに乗っかられたら、クルマだって危ないでしょ……ということで、魚をエサになんとか海へとお引き取りいただく作戦がスタートだ。
海洋動物センターを運営しているリチャルド・テソーレさんが、ロベルトに魚を与えながら海へと誘導していくよ。
巨体を揺らしながら歩くロベルトは、街の住人はもちろん観光客の人気者だ。
ようやく海の到着! もうあまり遠くまで遠征しないでね。
この街では昔から、漁師さんたちが余った魚をオタリアたちに分け与えていたんだそう。それでオタリアの方もすっかり人間に馴れてしまい、こんな風に気軽に街遊びに来るようだ。
通常アシカたちは海から遠い街中まではやって来ないのだが、このロベルトという個体だけは自由気ままにプンタ・デル・エステの街を歩き回っているんだそう。
とはいえ不用意に近づかないようにしてほしいとのことなので、もし旅の途中で彼らの姿を見かけても、遠くから写メを撮るくらいにとどめておいた方が良さそうだね。
written by ruichan
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