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image credit:youtube


 世界各地でまことしやかにささやかれている猫=ヒゲメン好き説だが、我々が日々を暮らしているうちに新たなヒゲメンとかわいい子猫ちゃんが運命的な遭遇を果たしていたようだ。

 2018年9月、スコットランドに住むディーン・ニコルソンさんは自転車での旅を開始した。男一人自転車で行けるところまで行く旅だ。そこで思わぬ出会いがあり人生変わっちゃったというのだ。
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 豊かなヒゲが特徴的なディーンさんは、去年の秋に自転車で行けるところまで行ってみるという旅行を始めた。世界は広い。全身でその事実を感じていたディーンさんが、ボスニアの国境からモンテネグロに入ろうというあたりで、何やらか細い声で鳴く声が聞こえてきた。猫は一生懸命にディーンさんに存在を気づいてもらおうと鳴いていたという。

 一度膝に乗せたら1人と1匹は当然のごとく離れがたい関係になった。

 近くの町まではおよそ20キロ先あり、この猫はおそらく捨てられてさ迷っているのではとディーンさんは考えた。辺りには何もなく、このまま放っておいたら猫の命の保証はない。しかしディーンさんは旅の途中だ。でもこの猫と離れられない。

 猫はナラと名付けられ、近くの獣医のもと健康状態やマイクロチップの有無などを確認してもらった。寄生虫駆除も済み、健康状態に問題はなし、マイクロチップもなしということで、晴れてディーンさんの相棒となった。

 獣医の見立てでは生後7週間ほどだとのことだ。もう二度と迷わないよう、ディーンさんはマイクロチップをナラにつけたとのこと。


 さあ旅の再開だ。ナラの席をどうするか。そこでディーンさんはマイバイクを改造。猫専用シートを自転車に装着し旅を続けることにした。後ろで休む時も窓から景色が見られる特別仕様。前に乗る時はディーンさんがナラの無事を確認できるように安心安全モフれるスペシャル設計だ。


 猫とヒゲメンの自転車ロードムービーはこんな感じでのどかに過ぎていくようだ。ディーンさんの迅速な行動で無事に1人と1匹は旅の相棒となれた。たくましそうなディーンさん、きっとこれからもナラのいいパパでいてくれるだろう。


 ディーンさんとナラの自転車の旅はもうしばらく続くそうだ。無事にお家に戻れるまではInstagramで声援を送ってあげよう。世界各地を旅するコンビの素敵な写真がいっぱいだよ。

written by kokarimushi

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