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戦うことを目的に人間に品種改良されてきたピットブルは体力があり、力が強く、問題行動を起こしてしまうこともある。闘犬として育種されてきた身体能力の高い犬種であるため、否定的なイメージがつきもので何かと問題視されている犬種である。
しかしその実、一度人間に心を許し懐くと、この上なく愛情深い忠犬となりうる犬種でもある。
そんなピットブルの個体が動物リハビリセンターに運び込まれてきた。人間男性を見るととびかかるとにかく狂暴な犬だという。そこには悲しい理由があった。
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リハビリセンターのスタッフにとびかかるピットブルのディーゼル。人間、特に男性には容赦なく吠えて噛みつこうとする。確かにこの状態では人間とともに暮らすのは難しいだろう。飼い主女性はディーゼルの過去について語り始めた。
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ディーゼルは私の以前のボーイフレンドに蹴られていたんです。そのせいで人間男性に恐怖心を持っているのかもしれない。けれども私の家族のことは愛してくれているんです。根っこから悪い犬じゃないんです。
理由は分かった。ここからがリハビリセンタースタッフたちの出番だ。スタッフたちはまずディーゼルのマズルに口輪をつけてコミュニケーションを少しずつ取り始めた。
「1週間以内にきっと君は僕たちのことを大好きになってくれるはずだよ!」とスタッフはディーゼルに語り掛けている。
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「ディーゼルが狂暴になったのは、ピットブルという犬種やディーゼル自身のせいではありません。彼を取り巻く環境が彼をそうさせたのです。誰だって自分より大きな生き物に蹴り飛ばされればおびえて暴れると思います。」とスタッフは語った。
こうしてディーゼルの不安を打ち消し、信頼を勝ち取るための長い戦いが始まった。
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するとどうだろう。数週間後には口輪なく散歩するディーゼルの姿が!
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いつの間にかこんな甘えん坊な表情を見せてくれるようにもなった。
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「どんな犬でも時間と根気と愛情を注げば、必ず心的なトラウマからは回復できます。」とスタッフは締めくくっている。
人間社会で生きていくのは時としてつらく苦しい時もある。けれども自分より心優しく小さな生き物を攻撃していい理由にはならないのだ。動物虐待の罪への重さは変わろうとしている(関連記事)。ディーゼルがまだ人間を信じられるうちに、人間を愛せるうちに第二の犬生を過ごしてほしいものだ。
written by kokarimushi
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マランダー
がしました