キンッキンに冷えてやがるぜ。クーラーの効いた車で涼んでいたコアラ : マランダー

image credit:Facebook

　日本では冬が終わり、春が始まろうとしている今、南半球のオーストラリアでは晩夏を迎えている。

　晩夏とは言え、毎年酷暑の記録が更新されていくオーストラリアではきっとまだまだ暑いのだろう。ちゃっかり人間の車に忍び込みエアコンのお世話になっているコアラが発見されたようだ。

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　ティム・ウィトローさんはオーストラリアでワインを作るのがお仕事。暑い日も寒い日もブドウ園の様子をチェックしに行くのが日課だという。

　つい先日ティムさんがブドウ園を見に行った際、ついてきた愛犬のために車のエンジンをつけておいたところいつもと違った出来事が起きたという。

　愛犬が涼んでも自分についてきてもいいように、ドアを開けたままブドウの様子を見に行ったティムさんは車に戻ると、エアコンをエンジョイしているのは愛犬だけじゃなかったことが分かった。

　後部座席で涼んでいるコアラを発見したのだ。これもまたオンリーオーストレイリアな出来事なのである。

　「さて別のブドウ畑を見に行くか、と思ったら背後にコアラがいたのでびっくりしました。コアラも暑さから避難したかったのでしょうね。その後コアラを車から出すのに少し苦戦しましたよ。」とティムさんは語った。

　お水をあげたり、コアラを丁重に扱って車から出そうとするティムさんの様子は下の動画で見ることができる。コアラは水には興味をあまり示さず、エアコンに一点集中していたようだ。

　珍客のコアラはティムさんの犬とも顔見知りとなったようだね。

　「コアラと犬のコンビってまるで夢のようだなと思いましたよ。」と後にティムさんも感動して語った。

　ただでさえ暑いオーストラリアの夏、コアラは毛皮をまとっていることもあり時々あまりの暑さに失神してしまう個体もいるという。オーストラリアでは気温が非常に暑い日には、ペットや近所に住む野生動物たちがしっかりと水分を摂取できているかこまめにケアすることを呼び掛けているようである。

　何とか人間の文化とうまく共存して、オーストラリアの野生動物が時折涼んだり、適度に水分を補給できるようになるといいね。

written by kokarimushi

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