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「母は強し」という言葉もあるように、子供の危機には何を置いても駆けつけて、無条件で守り通す。それが世のお母さん、母性本能のなせるワザ。

 という光景が、南アフリカのクルーガー国立公園で撮影されていたので、みんなにもシェアしておこう。いやはや、お母さんって強いよね。
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Honey Badger Rescues Her Baby from Leopard

 藪の中に潜む1頭のヒョウ。その向こうに黒っぽい毛玉が見える。今日の獲物なのだろうか。

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 と思った瞬間、横から飛び出してきた黒い影に、ヒョウはビックリ。獲物を放して逃げ出してしまった。

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 飛び出してきたのは、ラーテルのお母さん。捕まっていたのは彼女の子供だったらしい。命がけでヒョウに飛びかかり、そのまま崖の上まで追いやってしまった! お母さん強い!

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 未練たっぷりにこちらを見下ろしているヒョウ。隙あらばもう一度……と思っているのかもしれない。

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 だがそんなこと、このお母さんが許さない! ヒョウをにらみつけ、一歩も引かない覚悟である。

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 ヒョウも何となく動けずにいるね。
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 このあと結局お母さんは、子供を引きずって近くのシロアリの塚に無事に逃げ込んだのだそう。ただ子供の前足が折れていたようだとの目撃情報があったので、今後野生の王国で無事に生き延びることができるといいのだけれど。

 ラーテルはイタチ科の動物で、気が荒いことで有名なんだって。一説によると「世界一怖いもの知らず」な生き物だとも言われているそうだ。ライオンだろうがコブラだろうが、自分のテリトリーに入ってきたものは容赦なく攻撃するらしい。

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image credit:CT Cooper


 ただでさえそんな気性なところへ持ってきて、「子供が危ない!」スイッチが入ったお母さんなら、ヒョウなんて目じゃなかったんだろう。またラーテルにはスカンクのようなニオイを出すんだそうで、ヒョウが戦意喪失したのはその強烈なニオイのせいだったのかもしれないね。

written by ruichan

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