犬と猫を同時に飼う場合、その関係がうまくいくかどうかは、飼っている環境やタイミングだけではなくそれぞれの個性によるところも大きいよね。
今回ご紹介するのは、クールなキジ猫のヤンスンさんと、そんなヤンスンさんに激烈片思い中の犬、ミルキーさんだ。
毎日後ろをついてくるミルキーさんのことを、ときに冷たく、ときに厳しくあしらい続けてはや3年。まったくあきらめる気配のない同居犬のことを、ヤンスンさんはどう思っているのだろう。
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"Shall We Kiss?" Dog's one-sided love towards a cat for three years (plot twist)
寝ても覚めてもヤンスンさんのことが気になって気になってたまらないミルキーさんは、毎日元気に、文字通りヤンスンさんのおしりを追い回している。
しかしヤンスンさんはクールビューティー。「しつこい犬はキライよ!」とばかりに、ほぼ毎回ミルキーさんを激しく猫パンチでしばいているんだ。
この表情。ヤンスンさん、ガチギレである。
しかしミルキーさんは、こんなことでは決してめげない強いハートの持ち主。箱へ逃げ込んだヤンスンさんをすぐさま追いかけてきた。
愛の障害など打ち砕いてみせる! ダンボール箱をバリバリと食い破るミルキーさん。誰にも彼を止めることはできなさそうだ。
あまりにもミルキーさんがヤンスンさんにしか興味を示さないので、心配になった飼い主がこっそりお見合いをセッティングしたのだが……。
ミルキーさん、ビビって近づきもしなかったようだ。あえなく失敗。
しかし正直、このままではヤンスンの受けるストレスが心配だ。恋が実らないミルキーも辛いだろう。というわけで、飼い主は思い切って獣医師に相談し、ホルモンバランスを知るために2匹の血液検査を行うことにした。
ところがどっこい、結果として明るみになったのは、ヤンスンが(そしてもちろんミルキーも)まったくストレスを受けていない、という事実だった。
まずミルキーとヤンスン、それぞれのしっぽの動きをみれば、機嫌が良いことやお互いに興味を示していることがわかるという。
それを証拠に、人が寝静まった深夜の時間帯には、2匹で仲良く遊んだり近くに座って身を寄せたりと、かなり穏やかに一緒の時間を過ごしているのだ。
ヤンスンさんがそばにいてくれるからか、ミルキーさんも日中よりむしろ落ち着いているように見える。
さらに2匹の血液からは、愛情がピークに達したときに分泌される「バソプレッシン」というホルモンが検出された。しかも、特に絆の強い夫婦に見られるような高い値だったというから驚きだ。
そうして分かったのは、ヤンスンにとって何よりのストレスの原因。それは「ミルキーと一緒にいるところをニンゲンに見られる」ことだった。
ヤンスンさんがミルキーさんに厳しいのは人目があるときだけで、2匹だけのときは普通にイチャイチャしている。すなわちツンデレであり、ミルキーさんは片思い中ではなく、絶賛両思い中だったのだ。
2匹は種族の壁を越え、別次元の愛を育んでいたのである。
なんだか気持ちよさそうに毛づくろいしあっちゃってもう。末永くお幸せに!
written by momo
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当事者は幸せだから良いけど。
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