pufferfish0_e

 まず日本人はデフォとして、魚を見ると「美味しそう」と思ってしまうことが多いらしい。水族館でも「美味しそう」って、思わず口に出しちゃったりした経験はないかな?

 魚とともに生きてきたわけだから、文化的にも仕方がない。例えばフグという魚、日本人なら「膨れるヤツでしょ」「毒があるでしょ」の次に思い浮かべることといえば、フグ刺しとか天ぷらとかじゃないだろうか。

 しかしそのフグにもいろんな種類があったんだ。今日は意外にもカラフルで可愛いフグの仲間を紹介するよ。
sponsored links
sponsored links


Pufferfishes, Boxfishes & Porcupinefishes - Reef Life of the Andaman - Part 11

 これはコクテンフグ。
pufferfish1_e

 サンゴやウミトサカなんかの間にもぐって、まったりと身体を休めているよ。
pufferfish2_e

 こちらはケショウフグの仲間だ。目の周りの模様が放射線状になっているのが特徴だよ。鋭いくちばしのような歯が見えるかな?

pufferfish3_e

 モヨウフグの仲間。大きいモノでは体長が80cmに達するものもいるそうだ。ダイバーと比べても、その大きさがわかると思う。

pufferfish4_e

 ミナミハコフグは、ペットとしても人気だよね。
pufferfish6_e

 目を引く鮮やかな黄色は、大人になるとだんだん薄くなっていってしまうんだって。
。子供のうちは「ボクは毒があるよ、美味しくないよ!」って、周囲の魚にアピールしているのかもしれないね。

pufferfish7_e

 これも色が全然違うけど、ミナミハコフグの成魚だよ。大きさは40cmくらいに達するものもいるそうだ。

pufferfish8_e

 鮮やかな模様が人気のクロハコフグのオス。こちらもペットとして大人気だ。
pufferfish9_e

 同じクロハコフグだけど、メスはこんな感じ。
pufferfish10_e

 テングハコフグの子供。
pufferfish11_e

 大人になると鼻先にコブのような隆起が現れる。「テング」という名前の由来だね。
pufferfish12_e

 さて、ハリセンボンの登場だ。トゲトゲは普段はこんな感じで、身体に沿って畳まれているよ。

pufferfish13_e

 身の危険を感じて身体を膨らませると、こんな風にトゲトゲになるわけだ。ちなみに英語ではパーキュパイン(ヤマアラシ)・フィッシュって呼ばれているんだって。

pufferfish15_e

 このネズミフグもハリセンボンの仲間だよ。大きいモノでは90cmにもなるんだそうだ。おでこのあたりのトゲが数本折れてしまっているのがわかるかな? でも大丈夫、徐々に再生するらしい。

pufferfish16_e

 珊瑚の隙間に隠れているヒトヅラハリセンボン。
pufferfish17_e

 ハリセンボンの仲間の目は、大きくてとても無防備で、自分で傷つけてしまうことも多いんだそう。

pufferfish18_e

 この個体も、襲われたかぶつけたかで左目を失ってしまったようだ。
pufferfish19_e

 彼らはその強い歯で、貝やウニの殻も簡単に噛み砕いてしまう。
pufferfish20_e

 フグとハリセンボンは、トゲの有無の他に歯の数も違うんだそうだよ。
pufferfish21_e

 フグと違ってハリセンボンには毒がないと言われてきたけれど、海外には毒のある種類もいたとかいう話もあるので、一応注意はしておこう。

pufferfish22_e

 オマケとして、最後に写っているのはソウシハギの仲間らしいよ。
pufferfish23_e

 淡水に住むミドリフグなんかは、飼いやすいし可愛いしでペットにしている人もいるんじゃないかな。海に住むフグたちは、意外と巨体だったんだね。

 深海魚じゃなくても、海の生き物たちには興味深い種類がいっぱいだ。次はコレが見たいなんていうリクエストも大歓迎なので、お気軽にコメントとかで教えてね。

written by ruichan

▼あわせて読みたい
このポンポン、実は武器だったんです!襲いかかってきたフグを撃退するキンチャクガニ


夏本番へのカウントダウン開始!美しい熱帯魚を眺めながら、猛暑をやり過ごそうじゃないか


ゆったりまったり泳いでいるよ。不思議なお魚、マンボウについてのあれこれを調べてみた


特定外来生物指定を受けた巨大魚、アリゲーターガーの野生の姿を見てみよう


ちょ、1分も経たずにコレですか!ピラニアさんのいる界隈では、おちおち釣りもできない件について