
ダックスフンドのマデリンは2歳。好奇心旺盛な彼女はある日、波打ち際を走るカニを発見した。
ちょこちょこと走り回る動きに興味が尽きず、マデリンは遊びたくてウズウズしながらカニを追い回している。
一方のカニはというと、四本足の生き物に追い回されてとても迷惑しているみたいだ。
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砂浜をちょこまか走るカニを見つけて、テンションあげあげのマデリン。

遊んでほしくて仕方がないのか、飛びはねたり吠えたりしながら、ずっと追いかけていく。

カニはというと、右へ逃げたり左へ逃げたり、ときには背を向けてみたり必死にマデリンをかわそうとしていて、かなり困っているようだ。

ハサミを振り上げて威嚇してみるも、マデリンには効果なし。それどころか、ちょっと喜ばせちゃってるかも。
そうこうしているうちに、波打ち際にたどりついた。

波に足がぬれるのも構わずはしゃぎ続けるマデリンだったが、ふいに強い波が浜に寄せる。
するとカニは、波に乗ってまんまと逃げおおせた。

消えてしまったカニをあわてて探すマデリン。しかし、ついにその姿を見つけることはできなかった。

なんとマデリン、1年前にも同じ浜辺でカニを見つけて、追い回していたんだそうだ。

まさか同じカニ……ということはないだろうけど、小さな足とハサミと小刻みな横歩きが、どうにもこうにもマデリンの心をくすぐっちゃうんだろうね。
written by momo
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マランダー
が
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