kitten-1_e
 
 生後3週間ほどで保護された小さな小さな猫のフランシスさんが、保護施設にやってきた時人々はその小ささに驚いたそうだ。

 なんと体重113グラム、サイズはスプーンに乗ってしまいそうなほど小さかったのである。
sponsored links
sponsored links

kitten-1 (1)
image credit:Imgur


 生後3週間は経っているはずなのに、他の兄弟の半分も体重のないフランシスさんは新生児と見まがうほどの小ささだったという。体重のわりに頭は少々大きめだったそうだ。

 「フランシスと一緒に保護されたフランシスの兄弟はみんな280グラム以上ありましたが、フランシスはその半分もない小さくて本当に華奢な体をしていました。」と後の養育主エレンさんは語る。

kitten-2 (1)
image credit:Imgur

 保護施設のスタッフたちはフランシスを動物病院『ノヴァ・キャット・クリニック』へ連れていくことに。そこで養育者をエレン・カロッツァさんに頼むこととなる。

kitten-3 (1)
image credit:imgur

 診断の結果、フランシスは心雑音が聞こえること、毛がところどころ抜けていることはわかり、さらに詳しい診断が行われることとなった。

 そこでフランシスは成長ホルモン欠乏症であることが発覚したという。いくつかの健康的問題も抱えているということも分かった。

 それでも初めてウェットフードを食べたときに見せた、小さなフランシスからみなぎる生命力にエレンさんは胸打たれてしまったという。

kitten-4 (1)
image credit:Imgur

 エレンさんはこのままフランシスが十分に大きくなったら正式に引き取ることにしたそうだ。そしてエレンさんや獣医の皆さんの懸命なお世話の甲斐もあり、生後6週間経ったフランシスはほんの少し大きくなった。体はまだまだ小さめだけど、元気よく過ごしているという。

kitten-5 (1)
image credit:Imgur

 そしていつの間にやらこんなハンサムキャットな表情も見えるように。日々注がれる愛情はフランシスさんを心身ともに成長させているのだ。

kitten-6 (1)
image credit:Imgur

 フランシスさんが通っている病院は、フランシスのような症例の子猫の治療経験が豊富らしく、これからもフランシスのために尽力してくれるとのことだ。

 他の猫よりも小さく生まれ、ひょっとしたらこれからも他の子よりも小さいかもしれないフランシスだけど、そこに何の問題があるだろう?心優しい飼い主さん、頼れる病院もある。フランシスはこれからものびのびと暮らし、大きな大きな幸福を手にしていけるんじゃないだろうか。

kitten-7 (1)
image credit:Imgur

 以下はフランシスについての動画である。

Littlest Kitten Ever Grows Up To Be A Mini Cat | The Dodo Little But Fierce

References: Paws Planet/You Tube/など / written by kokarimushi
あわせて読みたい
Hope For Paws~煙突の中から救出された子猫、高速道路で保護された子猫といっしょに新しい家族のもとへ


耳の聞こえない母猫、人間の手を借りて懸命に子育てする


2年でこんなに美猫に。病気だった子猫を保護したら、あらびっくりゴージャスキャットに大変身


元保護子猫のシャネルさん、うっかり隠れ家でお昼寝中に飼い主たちが大捜索を行っていた模様


車の下で悲しそうな目をしていた子猫、6か月後にこんなにかわいい甘えん坊猫に