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 ある日突然ふっと消えてしまうこともある気紛れな生き物、それが猫ズ。その気ままな姿に翻弄し焦がれて止まないのが我々なわけだ。

 ターニャさんとジョナサンさんは、落ち込み暗い日々を過ごしていた。それもそのはず、愛猫のクラブさんが行方不明になってしまったのだ。夫妻はフェイスブックに投稿したり、ポスターを貼るなど様々な方法で愛猫の行方を捜索した。しかし努力もむなしく、なんといつの間にか14か月が過ぎていった…。
 
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image credit:SWNS


 「クライブは本当にやんちゃな猫でした。外遊びも大好きでとてもかわいい子だったんです。誰かが一目ぼれして持って行ってしまったのかと思いました。」とターニャさんは語った。

 クライブさんはノルウェージアン・フォレスト・キャット。写真で見るだけでもそのモフふわ具合がよくわかる。
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image credit:SWNS

 愛くるキュートなクライブさんが誰かに盗まれてしまったのかと夫妻が悲しみにくれる一方、近所の猫の餌を作る工場で何やらきな臭い噂が流れ始める。

 「最近、猫のご飯が妙に減るんだが泥棒でもいるんだろうか…」

 工場のスタッフは餌泥棒をゲッチュするために罠をしかけたところ、ちょいポチャな泥棒が御用となった。そして泥棒猫を獣医のもとに連れて行ったところ、マイクロチップにより、ターニャさん夫妻の愛猫クライブさんだということが発覚したのである。

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image credit:Facebook


 やっと家族と再会したクライブさんだったが、クライブさんは久々の家族にすぐに気づいたという。夫妻ももちろんクライブさんだとわかったが、クライブさんは失踪前と少々姿かたちが変わっていた。その体が風船のように膨らんでいることにもしっかり気が付いた。14か月お風呂に入っていなかったこともあり、ほんのりと異臭がすること、そして工場で毎晩豪勢なお食事を食べ放題だったこともあり、ぽっちゃりボディとなっていた。

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image credit:SWNS

 「あの広い工場で、よく1匹の猫を発見できたなと感心しているところです。時々餌を詰めた段ボールに空いた穴を不思議に思っていましたが、まさかこんな犯猫がいるとは。」と工場で務めるスタッフは感慨深くコメントしている。
 
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image credit:SWNS


「きっとクライブは豪邸にバケーションに行っているくらいの気持ちだったんだと思います。クライブはいつも早食いで兄弟猫のご飯を盗もうとしているくらい食いしん坊だったので。きっと工場での暮らしは彼には幸せだったんでしょう。少し丸くなったけど、今のクライブは幸せそうです。あまり食事制限をしすぎずにクライブを育てていきたいと思います」と夫妻は語った。

References: SWNS/Bored Panda/など / written by kokarimushi

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