
広くて深い海の中には、まだまだ夢やロマンやビックリがたくさん残ってる。以前マランダーで紹介したキンチャクガニなんてのも、そんなビックリのひとつじゃないかな。そう、チアリーダーみたいにイソギンチャクのポンポンを持っているあのカニだ。
今回はそのキンチャクガニくんが、実際にどんな風にそのポンポンを活用しているかを見てみよう。
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Boxer Crab Fights off Pufferfish
さて、改めて紹介しよう。これがキンチャクガニくん、別名ポンポンガニともいう。英語ではボクサークラブって呼ばれているよ。手……というか、ハサミで持っているキレイなやつは、なんと生きているイソギンチャクだったんだ。

なんせ海の中は危険がいっぱい。ちっちゃなカニが自分の身を守るのも大変なんだよね。

ほーら、黒い影が近づいてきたよ!

やってきたのはフグ。キンチャクガニから見たら巨大なプレデターだ。こんなのに狙われたら一巻の終わり……と思ったら、フグはカニの持つイソギンチャクに触れた途端、慌てて逃げて行っちゃった。

やったね、撃退成功!

おわかりいただけただろうか? そう、イソギンチャクは毒を持っているんだ。きっと触ったとたんにピリッと来てしまったんだろうね。

多分もうこのフグは、キンチャクガニを食べようとは思わないんじゃないかな。イソギンチャクはイソギンチャクで、カニのご飯のおこぼれをいただいちゃっているらしいし、何とも賢い、カニとイソギンチャクとの共生関係なのであった。
written by ruichan
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コメント一覧 (3)
マランダー
が
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実際に役立てている映像は初めて見た
ボクサークラブと名付けられるのも分かる
マランダー
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マランダー
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