
「百獣の王ライオン」と聞くと、サバンナにおける頂上に君臨する生き物のように聞こえるかもしれない。しかし王とてけっして無敵ではない。いつどこに、どんな危険があるかわからない中を生き抜いてこその王なのだ。
映画「ライオンキング」やなんかのイメージもあって、ハイエナはほかのプレデターたちの狩りの横取りをしたり、死肉を漁る動物の印象が強いけれども実際はチームワークを駆使して自分たちで狩りを行う立派な捕食者なのだ。
そんなハイエナたちに囲まれた1頭のライオンが窮地を脱出するまでを撮影した動画がある。
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Lion Cornered by Hyenas Calls for Backup
サバンナの草原でうっかりハイエナたちに囲まれてしまった1頭のライオン。食われまいと何とか四苦八苦するものの、ハイエナたちは群れで獲物のライオンを囲みこんでおり逃げ出すのは至難の業かと思われたところ…

後方、前方など、仲間をしっかり配置しているハイエナたち。ライオンとてここから脱出するのは難しそうだ。
最終的には12頭のハイエナがライオンを囲い込んでいた。

しかしハイエナたちの興奮した鳴き声や、仲間の声が聞こえたのかライオンたちが2頭向こうからやってきた。

そこから先はあっという間だった。メスライオンたちはハイエナをあっという間に蹴散らしてグループを散り散りにしたのだ。

ハイエナたちの連携を取りながら、獲物を追い込み狩りをする能力は大したものだ。その賢さはこちらの関連記事でも知ることができる。今回はライオンに運があったってことなんだろう。
今日もサバンナやジャングル、自然界ではこんな危機一髪がたくさんあるんだろう。我々も背筋をシャキッとしてコンクリートジャングルを生き延びようね。
written by kokarimushi
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