多様性の時代となって久しい。特に動物界では、ブタの犬化や犬にならうプロのブタなど犬に近いブタが多く発見されてきた。
今回は猫とともに暮らし、自身のことを猫だと思っている節のあるブタのドラゴンロードさんについてご紹介したい。かっこいい名前と裏腹に、人懐こいマイペースなかわいいブタさんのようだ。
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Pig Raised By Cats Thinks He’s One Of Them Now - DRAGONLORD UPDATE | The Dodo
ドラゴンロードさんは幼いころに現在のお宅に保護された。とても冷える夜だったという。まだ小さかったドラゴンロードさんを冷たい夜の庭に出しておくわけにはいかない、と思った現飼い主さんは、一時的にドラゴンロードさんを室内で保護。そこでブタと猫が出会ってしまい、師弟関係めいたパートナーシップのようなものが生まれたみたいだ。
猫のおうちから出てくるドラゴンロードさん。
ご飯の後は満足そうに喉をゴロゴロ鳴らすこともあるそうだ。
足腰の不安定な保護猫のスリチャさんと幼いころに出会い、いつしかブタだとか猫だとかといった垣根なく暮らすように。
ドラゴンロードさんは家の中で活発に動き回るようになったけれども、先輩にあたるスリチャさんには極めて穏やかな態度をとり続けたという。ともにベッドで眠りにつく姿はとても愛らしいものだったそうだ。
そのうち、スリチャさんは里親が決まりこの家を去っていった。飼い主さんはドラゴンロードさんの反応が心配だったという。
しかし先輩猫だったスリチャさんから様々なことを学んだドラゴンロードさんは家に新たに来たレーズンさんという猫をもてなし友情を築き始めた。すっかり猫の一員のようなんだそうだ。
もっと「ブタらしく」したほうがいいのか、と考えた飼い主女性はある晴れた日にドラゴンロードさんを外に出したことがあるそうだ。だけれども結果はさんざんで、雨に降られた挙句おびえ切ってしまったドラゴンロードさんは室内飼いのブタとなったとのこと。そのことから、飼い主女性も「ブタらしく」ではなく、ドラゴンロードさんらしいブタ生を歩ませてあげたいと考えたそうだ。
ドラゴンロードさんは、猫と暮らすのが好きな心優しいブタなのだ。一時里親で預かった子猫の世話もしっかり見ているという。まるでスリチャさんからしてもらったことを子猫たちにお返ししているかのようだという。
人間含め動物はみんな違って当たり前だし、それが世界を彩って美しくしている。スリチャさんから猫道を学んだおっとりピッグのドラゴンロードさんは、これからも猫たちと楽しく暮らしていくことだろう。
written by kokarimushi
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観ちゃうわドラゴンロードさん。
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