
この夏は台風の発生も多かった。お隣の国韓国でも台風の被害があったことを、ニュースで見聞きした人もいるんじゃないかな。
その台風がきっかけで、母犬と子犬たちが離ればなれになってしまったそうなんだ。今日はその母犬が無事に保護されるまでのお話をご紹介しよう。
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The typhoon left me cold and alone
韓国のとある農村。道端に立ち尽くす、1匹の薄汚れた犬がいた。すでに2か月間も、この界隈をうろついているんだという。

彼女には日課があった。毎日毎日、この排水溝にやって来ては、中を確認していくのだ。

実は彼女は、この場所で子育てをしていたんだ。しかしこの夏台風が韓国南部を襲ったときに、心配した地域の住人たちが子犬たちを保護したんだそう。

だが母犬はとても警戒心が強く、子犬たちが保護される様子を遠くから見守るだけだったという。そしてその日からずっと、子犬たちをこの場所で待ち続けているのだ。

だがこの付近には交通量の多い道路もあり、このままでは母犬に危険が及ぶ。そこで住人達は一計を案じ、今ではそれぞれの里親のもとで暮らしている子犬たちに登場を願うことにした。

子犬たちを母犬のいる場所まで連れて行って、彼女がやって来たところを保護しようという作戦だ。

だが母犬は近くまでやってきたものの、すぐに踵を返してしまった。どうやら別々の家で暮らすうちに、子犬たちのニオイに変化があったのではないかと獣医さんは語る。

万策尽きたかと思われたとき、そこに一人の女性が現れて、母犬にエサをやり始めたんだ。聞けばこの女性は、毎日母犬にエサをやっているんだそう。母犬も女性にだけは心を許しているようだ。

そこで女性にも協力してもらうことになり、力を合わせて巨大なトラップを設置することにした。母犬が中に入ったら、手動で入り口を閉めるんだ。

さあ、母犬がやってきたよ。

女性がうまくトラップの中に誘導してくれた。見事捕獲に成功だ!

今までよく1匹で頑張ったね。

どうやら健康状態にも、大きな問題はないようだ。

母犬はその後、近所のお宅に無事に引き取られたとのこと。

そのお宅には子犬たちのうちの1匹も引き取られているそうなので、これからは母子そろって安心して暮らしていけるはず。
近所の住人さんたち、そしてエサをあげてくれた女性、獣医さん、みんなの協力があってこそのハッピーストーリーだったね。優しい人たち、みんなみんなありがとう!
written by ruichan
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