
犬という生き物は、大好きな飼い主のことを忘れたりしない。忠犬ハチ公を引き合いに出すまでもなく、飼い主と愛犬との間に結ばれた絆の証は、世界中いたるところで語り継がれているんだ。
ここ韓国でも、老人とその愛犬の間の深い絆を証明するかのような出来事が起こった。急な病に倒れた老人と、残されてしまったその飼い犬。1人と1匹は再会することができるのだろうか。
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※動画が埋め込み無効となったため、下の画像をクリックして元のサイトでご視聴ください。

A dog endlessly waiting for someone in front of empty house..
韓国のとある街にある、集合住宅の一室。この部屋のドアの前から、どうしても動かない1匹の犬がいた。

別の部屋に住む住人の女性のところへ行っては、なにやら助けを求めている模様。

この犬は、この集合住宅に住んでいる老人の飼い犬なのだそう。だが最近ぱったりとその老人の姿が見えなくなり、住まいのドアやポストには郵便や電気料金のお知らせが溜まっていて、いったい何が起こったのか……。

既に老人がいなくなって10日以上が経っていた。心配した近所の人がエサをやっても、犬は全く食べようとしないんだそう。

誰かがやってくる気配がすると、「ご主人?」と走って行くのだが、待ち焦がれている飼い主さんは帰ってこない。

近所の人たちによると、どうやら老人は病気になって入院しているらしい。ようやく居場所を突き止めることができた!
だが老人は現在、毎日会っている主治医のことさえ、その都度忘れてしまうらしい。高齢ということもあり、認知症の兆候ではないかと医師は言う。

自分をあれほど待ち続けている犬のことも、老人は忘れてしまっているのだろうか? スマホの画面で犬の写真を見せてみると……。

「チャングンだよ、こいつの名前はチャングン!」何と老人は、犬のことはしっかりと覚えていた!

老人は突然倒れて病院へ運ばれたため、ちょうどその時散歩に出ていたチャングンは、そのまま置き去りになってしまったのだ。
そしてこの日、すぐには退院できない老人のところへ、チャングンが会いにやってきた。

車椅子で現れた老人に、飛びついていくチャングン。この表情が万感の思いを物語っている。

「元気でな。ちゃんとご飯を食べるんだよ」とご主人がチャングンに言い聞かせ、またしばしの別れの時。

そしてご主人と再会した後、チャングンは久しぶりにもりもりとご飯を食べたんだ。

老人がいつ退院できるかはわからない。現在はチャングンのために、引き取り手を探しているところなんだそう。元気を取り戻したチャングンと飼い主の老人の間の、切っても切れない強いきずなは、チャングンが新しい家族と暮らすようになっても決して消えることはないだろう。
チャングンが再び老人といっしょに暮らすことができるようになる日が来るのか、それは誰にもわからないけれど、どこに行ってもこれからもずっと、幸せに過ごせるよう祈りたい。
※2021.8.15 動画リンクを張り直して更新・再送しました。
written by ruichan
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コメント一覧 (3)
※決して他国の食文化を否定する意図はありません。
現在では、日本では特殊な事情(猟師であるとかアトピー体質で普通の肉が食べられないなど)がないかぎり、例えばうさぎはペットですが、数十年前には少し街中を離れれば鶏と変わらぬ食料でした。うさぎはすぐに増えるしすぐ大きくなるからです。親族の家でもそうでした。ですが、今でも外国では立派な食料なのは事実。犬もアジアのあちこちで食料になっています。