以前カラパイアでお伝えした、助けてくれた人間の男性の恋人気取りのカナダガン、カイルのお話を覚えている人はいるかな。あのカイルがなんと、お母さんになったらしい。おさらいを含めて、カイルが今どうしているのかを見てみよう。
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Goose Visits Man Who Rescued Her Every Day | The Dodo
アメリカのオレゴン州にあるオスウィーゴ湖。ここには疾走するボートとといっしょに飛ぶカナダガンがいる。
毎朝、湖畔のリゾートに勤めるマイク・ジヴァンジーさんのボートに並走して飛ぶこのガン、名前はカイルという。
湖で溺れかけていたところを、マイクさんに救われたカイル。
どうやら足にケガをしていたため、親鳥に育児放棄されてしまったらしい。
ボートに飛び込んできたカイルを保護したマイクさん。
親に見放されたカイルを、マイクさんは自分の手で育てることにした。
そして立派に育った後も、カイルはマイクさんのそばを離れようとしなかった。
そしてある時から、マイクさんのボートに並走して飛ぶことを楽しむようになったそう。
まるで犬の散歩をしてるみたいだと、マイクさんは語る。
普段の所業もわんこのよう。オヤツをこっそりたべちゃったり、イタズラをしたり。「オマエがやったんだろ、カイル?」とマイクさんがとがめても、「知らないわよ」と決して罪を認めようとしないらしい。
そんなカイルに、ユージーンという名のボーイフレンドができた。
そして2羽の間に子供が生まれたんだ。だがカイルはどうやら、子育てには向いてなかったみたい。やむなくマイクさんは、再びヒナを育てあげることになってしまった。
ジャックと名付けられたヒナは、マイクさんのもとで元気に大きくなっていった。生まれたばかりのヒナの子育ては、24時間仕事だ。マイクさんも当時は大変だったらしい。
「ヒナを育てるのは大変過ぎて、おススメはしないよ」とマイクさんは語る。それでもジャックはすくすく育ち、マイクさんの邪魔をしまくるように。
「今やこいつらはボクのルームメイトなんだ。家賃は払ってないけどね」
ジャックも今ではカイルと同じくらいの大きさに育った。もしかすると近いうちに、カイルさんにも孫ができるかもしれないね。
カイルとジャック、そしてマイクさんの近況は、インスタグラムで見ることができるよ。ぜひ訪問してみてほしいな。
written by ruichan
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