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 真っ青な海でダイビングを楽しんでいたダイバーが、突然黒っぽい小魚の群れに襲われた。いや、覆われた!

 ダイバーを取り巻くようにベイトボールを形作る小魚たち。それは食物連鎖の下位に生きる生き物たちの、生き残るための知恵だったんだ。
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Fish Surround Diver In A Bait Ball For Protection From Shark

 今回の映像が撮影された場所は、エジプト東部のリゾートタウン、ハルガダ沖の紅海だ。ダイバーのトビアス・サックスさんは小魚の群れにまとわりつかれてしまった。

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 小魚たちが身を守るために、球状の群れとなっている様子を「ベイトボール」というけれど、そのボールの真ん中にトビアスさんがいる状態だ。

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 ぐるぐると周りを泳ぎながら、しっかりとトビアスさんから離れないようにしている様子だ。

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 と、その背後から静かに現れたのは、巨大なvザメ!
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 ジンベエザメは、オキアミやプランクトンのほか、小魚たちも主食としている。そのジンベエザメから身を守るため、小魚の群れはダイバーを芯にしてベイトボールを作っていたらしい。

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 巨体で知られるジンベエザメだが、その性格は温厚であり、人間を襲うことはまずないと言われている。小魚たちは経験からか本能からか、そのことを理解してこんな行動に出たようだ。

 もちろん温厚だとか穏やかというのは人間からの視点であって、小魚たちから見たら恐ろしい捕食者以外の何物でもない。自らのいのちを守るために、とっさの機転を利かせることができる小魚たち。たかが魚と侮るなかれ。ヤツらは意外にもかなり賢いのである。

written by ruichan

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