
先日特集した記事の中で、チラッと触れたタツノオトシゴの出産シーン。そう、タツノオトシゴはお父さんがお腹の中で卵を孵し、そして赤ちゃんを外の世界に送り出すんだ。
今日はそんな頑張るお父さんの姿をお届けするよ。世のお父さんたち、いやお兄さんたちも、タツノオトシゴお父さんの気持ちになって見てみるのも、もしかしたら興味深いかもしれないよ……多分ね。
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Male seahorse giving birth at The Deep Hull
タツノオトシゴという魚は、メスがオスのお腹にある育児嚢の中に卵を産み付けて、卵たちはお父さんのお腹の中で孵化をする。そうして稚魚たちはお父さんのお腹から、新しい世界へと生まれてくるんだ。
いよいよ出産の時が近づいてきたぞ。

隣にいるメスに比べると、呼吸が荒くなって来たのがわかるかな。

体色も点滅するように変化している。まるで陣痛に耐えているみたいだ。

さあ、新たな命たちの誕生だ!

このタツノオトシゴは、一度に1,800匹以上の子供を産むんだって。全部お腹の外に送り出した後は、もう姿勢を保っている元気もなく、水槽の底でグッタリだ。

しかしお父さんには休んでいるヒマはない。卵が孵って稚魚たちが泳ぎ出るころには、メスは既に次の卵たちをお腹に抱えて、お父さんを待っている。

夏休みは家族サービスの予定がギッシリ!なんてお父さんも多いかもしれない。イクメンなんて言葉もすっかり定着した感のある今日この頃だが、「自分のお腹を痛めた子」っていう実感をもてるという点では、タツノオトシゴのお父さんに勝てるパパはいないかもしれないな。
written by ruichan
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